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【人事異動の悩み_連載6】 不本意な人事異動と向き合うコツ 「ひらきなおり」を身につける

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今週は、人事異動の悩みと題して、不本意な人事異動と感じたときの対応について連載でお伝えしています。昨日まで、5つの対処法をご紹介しました。(タイトルをお示しすると、つぎのようになります。)

 

  1. 不本意な人事異動への対処法 自分なりの落としどころの見つけ方
  2. 不本意な人事異動への対処法 自分なりのプロ意識の確かめ方
  3. 不本意な人事異動と感じたときに必要となる「柔軟さ」とは
  4. 不本意な人事異動と感じときこそ、「じぶんの弱さ」と向き合おう
  5. 不本意な人事異動で悩んでいるときに、試してみたい3つのこと

 

人事異動は、組織を活性化させながら、組織の構成員のチカラを向上させるという効果があります。したがって、組織で働くならば、人事異動には少なからず対峙することになります。

 

昨日までお伝えしてきた対処法に共通すること、それは、「人事異動を受け止める自分のあり方の確立」です。

 

自分の目の前に表れた人事異動を不本意に感じたとしても、それを撤回してもらうことは不可能です。(よほどのことが無い限りですが)撤回が不可能であるならば、残された選択肢は3つです。

 

  • 活躍の場を求めて、新天地に移る(転職する)
  • 今の会社にとどまり、じぶんがどのように貢献するかを意識し、全力で仕事をする
  • 今の会社にとどまり、現状維持で仕事をする

 

どの選択肢をとるかは、人それぞれだと考えますが、45歳を過ぎたキャリアチェンジは、かなり慎重になることが必要です。拙速な判断で、キャリアチェンジを後悔することは、ぜったいに避けなければいけません。

 

私は、45歳を過ぎたビジネスパーソンの方が、「転職しようか、今の会社にとどまろうか」という悩みや迷いを感じているならば、不本意な人事異動を受け止めてみることをおススメしています。

 

そのためのコツが、「ひらきなおり」です。(「ひらきなおり」といっても、ヤケになるのではありませんよ。)

 

「どのように貢献するか」を意識する

 不本意な人事異動と感じていても、その人事異動が変わるわけではありません。不本意であることは上司、同僚に伝えたとしても、それがプラスにはたらくことはまずないでしょう。不本意な人事異動と感じていることを、愚痴として他者に伝えることは意味がありません。廻りまわって、じぶんの価値を自らおとすことになりますので、慎むことが肝要です。

 

不満を抱えたままで仕事と向き合うくらいならば、「じぶんが組織にどのように貢献するか。」を意識して行動することをおススメします。

 

「不本意な人事異動を受け止めきれていないから、そんな考えを持つことはできない!」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、「あえて、「じぶんが組織にどのように貢献するか。」という意識して行動するのです。「あえて」ということこそが、「ひらきなおり」を意味すると、私は考えます。

 

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「ひらきなおり」の先にあること

 「あえて(ひらきなおって)、「じぶんが組織にどのように貢献するか。」を意識して行動することは、自律的かつ主体的なじぶんを創り上げることにつながります。

 

すくなくとも、「不本意だからと言って、ウジウジといじけて、テキトーに仕事をするじぶん」ではないはずです。

 

じぶんの意識が、「どのように貢献するか。」というモードに変わると、目の前の出来事が、じぶんの人材力を高めるための「宝の山」のように感じてきたりします。それは、「今、ここで(Here&Now)」を大切にし、充実させようというモードに切り替わるからです。

 

「今は不本意に感じているけれども、数年先には、この経験が活きてくるかもしれない。」

 

「今は不本意に感じているけれども、裏を返せば、新しいことを知る機会かもしれない。」

 

「今は不本意に感じているけれども、どうせやるならば、成果を出すことを意識してみると、おもしろくなるかもしれない。」

 

「ひらきなおり」を身につけ、「今、ここで(Here&Now)」を大切にし、行動を重ねることで、じぶんの人材力が高まる可能性につながると、私は考えます。

 

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 まとめ

 不本意な人事異動と対峙するとき、じぶんが働く意義や目的に悩み、歩みがとまってしまうことが往々にしてあります。

 

冒頭でお伝えした通り、自分の目の前に表れた人事異動を不本意に感じたとしても、それを撤回してもらうことは不可能です。(よほどのことが無い限りですが)

撤回が不可能であるならば、残された選択肢は3つです。

 

  • 活躍の場を求めて、新天地に移る(転職する)
  • 今の会社にとどまり、じぶんがどのように貢献するかを意識し、全力で仕事をする
  • 今の会社にとどまり、現状維持で仕事をする

 

40歳代の転職は焦ってはいけません。自分が働く意義や目的の延長線に転職という選択がなければ、転職しないことの方が豊かなキャリア形成につながります。

 

今日お伝えした「ひらきなおり」は、3つある選択肢のうち、「今の会社にとどまり、じぶんがどのように貢献するかを意識し、全力で仕事をする」 ということにつながります。

 

不本意な人事異動で悩み、将来に不安を抱えている。しかし、転職するほどの勇気がない。このような悩みを抱えているならば、ぜひ、「ひらきなおり」を身につけてみてください。

 

いきなり大きな行動をするのではなく、小さく始めてみることがポイントです。

 

まずは動き始めてみると、じぶんに必要なことが次々に見えてくると思います。その段階で、じぶんの過去を振り返ってみると、じぶんのキャリアの重厚感を感じることでしょう。じぶんのキャリアパターンを把握し、じぶん人材力をじぶんの言葉で表現できるようになるからです。

 

「ひらきなおり」を身につけ、じぶんがどのように組織に貢献するかを意識し、行動してみると、じぶんの目の前の視界が広がります。

 

その視野の広がりが、じぶんのキャリアの可能性の広がりと比例すると、私は信じています。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。

 

【参考】

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

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