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【転職の悩み】転職フェアを有効に活用するための3つのチェックポイント 「じぶん」なりの転職軸の見つけ方(連載6)

f:id:hiratsukacareer:20190811225802j:plain40歳を過ぎて転職活動をするときの転職イベントの活用についてお伝えします。

転職フェアは、転職市場の動きをリアルに把握するという点で意味があります。

なによりも、募集企業の採用担当者と直接に対話できる機会は貴重です。

なんとなくブースを回るということではなく、意図をもって参加することが重要です。

 

と言うのも、転職フェアに参加することで、転職活動をやった気になってしまうからです。

会社ブースを巡ること、開催されている転職ノウハウセミナーを受講すること、キャリアカウンセラーに簡易カウンセリングを受けること、といったことで、転職活動をやった気になる要素が満載だからです。

そこで、転職フェアを有効に活用し、40歳からの転職活動を、意図をもって取り組むために、必要となる3つのチェックポイントをお伝えしたいと思います。


会社のミッションを確認する

転職フェアの最大のメリットは、「かしこまらずに、出展企業の社員と話ができる」ことです。

 

多くの会社が転職フェアに複数の社員を動員します。その社員のうち、手が空いている人をつかまえて、話をするのです。

 

転職フェアの企業ブースを少し離れると、机を挟んで一対一で話をするときよりも、ざっくばらんに会社のことを聞くことができます。手が空いている人も、誰かと会話している方が、何もしていないよりもいいと感じるので、好意的に接してくれるはずです。

 

大切なことは、話しかけた人が出展している会社のミッションをどのように理解し、実際にどのように働いているか、働いていて満足できることは何か、満足できていないことは何か、を雑談のなかから確かめることです。

 

雑談のなかから、会社のリアルな部分を垣間見て、会社のミッションとの整合性を「じぶん」の目で確認することが重要です。

 

「じぶん」のチカラをアップデートする

出展している会社のリアルな部分をつかむことができれば、「じぶん」の考えている方向性とのすりあわせができます。なんとか機会を見つけてトライしていただきたいです。

 

そのためにも、「じぶん」のチカラを最新の状態にアップデートすることが必要です。「じぶん」の現在地を的確に把握しておくことで、転職フェアで確認すべきポイントが明確になるからです。

 

「じぶん」のチカラを整理するとき、つぎの3点を参考にするといいでしょう。

 

①会社または部署別の在籍期間を正確に書き出すこと

②在籍していた会社または部署、担当業務を具体的に書き出すこと
③担当業務において、任されていた役割を具体的に書き出すこと
 

ポイントは、正確に、かつ、具体的に、です。

 

少なくとも、「じぶん」の専門力、成果を創り出す再現力を明らかにしておきたいところです。


「じぶん」の視座と視野を再確認する

最後に、自分が任されていた役割を俯瞰してみます。

 

「じぶん」のチカラを再評価するということです。再評価するときに必要な視点は、「自分はどのような貢献をしたか(実績を残したか)」です。

組織に所属して仕事をしているならば、一人で完結する仕事ばかりではないはずです。多かれ少なかれ、他者と協業して仕事を完遂させるものです。

したがって、このような環境下で、「じぶん」は、組織に対して、どのような貢献を果たしたかを、「じぶん」の言葉で言語化することが極めて重要です。

 

その際、「じぶん」はどのような目線で行動してきたか、確かめておきましょう。

 

視座と視野を確認するということです。

 

すなわち、

 

視座とは、役割に基づく目線の置き方。

視野とは、その役割を遂行するうえで見通していた目線の置き方。

 

です。

 

視座が高く、視野が広い人材であることが明確であれば、「じぶん」のチカラを魅力的に伝えることができるようになります。

 

まとめ

 「転職フェア」を有効に活用するには、「じぶん」なりのアンテナを持つことが大切です。

「じぶん」なりのアンテナがあれば、そのアンテナに反応する情報にアクセスできる頻度が高まります。

 

 出展している会社ブースで採用担当者と対話する際も、一般的な問いかけに終わらず、きちんと調べて真剣に転職を考えているという問いかけをすることにもつながるのです。

40歳を過ぎた転職活動では、「じぶん」なりの意図を持つことが極めて重要です。

それはすなわち、「「じぶん」なりの転職軸」をもつことにほかなりません。

本日お伝えした3つのチェックポイントを参考にして、「「じぶん」なりの転職軸」を創ってみてください。

そして、自分は本当に転職したいのか、なぜ転職したいのか、という根源的な問いに丁寧に答える準備が整えていくことが、とても重要であると、私は考えています。 

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。

 

(明日の連載に続きます。)

 

【参考:本シリーズの過去記事です】

 連載1:迷いが大きくなる原因は?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載2:「直感」に頼ることの危うさ

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載3:現状維持モードの危うさ

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

連載4:根拠のない自信を直感と錯誤するな! 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載5:「じぶん」の経歴をまとめるときのチェックポイント

hiratsukacareer.hatenablog.com