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【転職の悩み】 過去の経験にひもづく「じぶん」の感情の思い出し方(連載7)

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連載5で、「じぶん」の仕事に対する感情を見落とさないことが大切だとお伝えしました。

 

ある方から、その感情を思い出すことが難しいので、どうやればいいのか、相談を受けました。

 

たしかに、「じぶん」の感情を思い出すのは、簡単なようで、簡単ではありません。

 

仕事についての感情なら、なおさらです。

 

連載5の記事と重複しますが、大切なことなので、あらためてお伝えします。

 

会社が、40歳を過ぎたビジネスパーソンに求めることは、「組織のチカラ(他者のチカラ)を活かして、業績を上げ、貢献するチカラを保有している人材」としての可能性です。

 

会社は、40歳を過ぎたビジネスパーソンには、「貢献してくれるチカラ」と「再現性をもって貢献してくれるチカラ」について、その人の可能性を重視します。

 

私は、会社が人の可能性を感じる源泉は、その人の持つ「仕事に対する価値観」にあると考えています。

 

おおげさな言い方かもしれませんが、「じぶん」のミッションをどのように捉えているか、そのミッションが会社の方針、会社で働いている人と共鳴するか、といったことです。

 

仕事に対する価値観は、「どういう思いで仕事に取り組んできたか」ということによっ形づくられます。それゆえに、「じぶん」の経歴を事実をベースに振り返るだけではなく、「そのとき、どういう思いでいたのか。それが現在の「じぶん」にどのような影響を与えたか。」という「じぶん」の感情も併せて振り返っておくことが重要になるのです。

 

青臭いことを言うようですが、「働くことに対する価値観」が、それを聞いた人の感情をどれだけ震わせられるかが、会社が人の可能性を感じる要因だと、私は感じています。

 

「じぶん」の経歴を事実をベースに振り返るだけだと、それを出来事として捉えてしまいがちになります。感情がおいてけぼりになってしまうことが往々にしてあります。

 

出来事にひもづく感情を思い出すための近道はあるでしょうか?

 

今日はそのヒントをお伝えしたいとます。

 

出来事を手書きする

そうは言っても、最初にやることは、出来事を事実ベースで手書きしてみることです。電子媒体ではなく、手書きです。

 

手書きするときは、判読できる程度の文字で書いてみること、なるべく文章形式で書いてみることを意識するといいでしょう。


手を動かすことで、脳が活性化され、過去の出来事をたくさん可視化できるようになります。

 

脳に余白(余裕)がうまれるため、漠然ととらえていた「じぶん」の過去を鮮明に捉えなおすことにつながります。

 

お気に入りの場所で想う

つぎに、書き出し終えたら、少し時間をおいてみましょう。

 

書き出した直後は、「アツイ」状態になりがちです。少し時間をおくことで、良い意味でクールダウンできます。

 

クールダウンすることで、より冷静になる余裕が生まれます。

 

余裕ができたところで、「じぶん」がお気に入りの場所で、手書きしたことを眺めてみましょう。お気に入りの場所は、リラックスできる場所とも言えます。お気に入りの場所で「じぶん」の過去をながめてみることで、少し違う、今までは気づかなかったことがみえたりします。


映像を想い浮かべてみる

最後に、手書きしたものを、お気に入りの場所で眺めるとき、なるべく当時のことを「映像」として想い出してみましょう。

 

「映像」の影響は大きいと感じています。

 

話は飛びますが、先日、全米オープンで大阪なおみ選手が試合後に対戦相手の15歳のガウフ選手とオンコートインタビューを受けた映像をご覧になった方もいらっしゃると思います。

 

私には、話している内容を正確に理解できなくとも、映像を通して、二人の信頼関係、お互いを思いやる気持ちが伝わってきます。

 

あのシーンをコラムのような文字情報で読んだとしても、映像を通して感じたようにはならなかったと、私は感じています。


「映像」は人の心を揺さぶるものだと私は考えます。

 

それゆえに、過去の出来事を「映像」として思い出すことで、心が揺さぶられ、感情を思いだすことにつながりやすくなるのです。

 

まとめ

  「じぶん」の仕事に対する感情に気づくには、今日お伝えした3つのアクションを思い出してみてください。

 

出来事を手書きする

お気に入りの場所で想う

映像を想い浮かべてみる

 

きっと、何かをつかめるはずです。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。

(明日の連載に続きます。)

 

【参考:本シリーズの過去記事です】

 連載1:迷いが大きくなる原因は?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載2:「直感」に頼ることの危うさ

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載3:現状維持モードの危うさ

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

連載4:根拠のない自信を直感と錯誤するな! 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 連載5:「じぶん」の経歴をまとめるときのチェックポイント

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

連載6:転職フェアを有効に活用するには?は

hiratsukacareer.hatenablog.com