【人事異動の悩み_連載5】　不本意な人事異動で悩んでいるときに、試してみたい３つのこと

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不本意な人事異動と感じたとき、「サラリーマンだから仕方がない」「仕事だから、嫌だと感じながらもやり続けるしかない」といった諦めに近い感情を持ってしまうことは、とても残念なことだと思います。

諦めに近い感情を持つことは、現状維持を可能にしますが、それ以上のことは望めません。むしろ、停滞感につながります。

停滞感から抜け出したいものの、それは簡単なことではありません。退職したり、転職したりすることは、停滞感から抜け出す方法かもしれませんが、４５歳を過ぎているキャリアチェンジは慎重になりたいものです。

何かを変えなければいけないけれども、何を変えればいいのか、わからない

そんなときに試してみたい３つのことがあります。

それは、自分が無条件に設定してしまっている思考パターンの枠を外すことです。

自分が無条件に設定してしまっている思考パターンの枠を外すと言っても、難しいことに挑戦するわけではありません。自分のルーティンを変えてしまうだけでいいからです。

自分のルーティンは、何気ない自分の習慣と捉えてみてください。その習慣を、少しだけ変えてみればいいからです。

バカげているかもしれませんが、つぎの３つのことをおススメしています。

不思議ですが、意識的に運動して身体を動かすことで、アタマがクリアになります。

運動することで、無心になれるからだと感じていますが、運動している間は、「不本意な人事異動」という悩みから解放されます。短い時間かもしれませんが、悩みから解放される時間をもつことを積み重ねることに意味があります。

自分の家を整理整頓するには、気力と時間が必要ですが、自分の家の一部だけを整理整頓することは、気力と時間をそれほど必要としません。

たとえば、リビングだけ、お風呂場だけ、寝室だけ等、局所的に整理整頓することをイメージしてみてください。

気になるところだけでも構いません。

身近な場所を、局所的に整理整頓してみることは、小さな達成感を感じることにつながります。「不本意な人事異動」という悩みのなかで、小さな達成感を感じることに意味があります。

会社からの帰り道を変えてみることは、普段目にする景色を変えてみるということです。一つ手前の駅で降りて歩いて帰るということがよく言われますが、その距離が長いとかえって疲れてしまいます。

たとえば、いつも歩いて帰る道を変えてみる、家に帰る前に寄り道をしてみる、といったことならば、簡単に試すことができます。

会社からの帰り道を変えてみることは、身近なところで気づいていなかったことに気づいたりします。いつも歩いて帰る道を変えることで、目にしていなかった建物の存在に気づいたり、家に帰る前に寄り道をしてみることでリラックスできる自分に気づいたりすることがあるからです。

「不本意な人事異動」という悩みのなかで、「自分が気づいていないことがある」ことを認識することに意味があります。

ご紹介した３つのことをまとめると、「行動を変えることで、意識を変える」という効果があるということです。

人は、人それぞれになんとなく続けている行動パターンを持つものです。その行動パターンを意識的に、かつ、簡単に取り組めることで、変えてみる。

行動を小さく変えてみることが、それがきっかけとなって、意識が変わる兆しにつながると、私は考えます。

「不本意な人事異動」の悩みにある中で、何かを変えなければいけないが、何を変えればいいのかわからない状態で足踏しているならば、是非試してみていただきたいことです。

小さくても構いませんから、変えるという行動に意味があるからです。

本日も、お読みいただきありがとうございました。

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