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【人事異動の悩み_連載1】 不本意な人事異動への対処法  自分なりの落としどころの見つけ方

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40歳を過ぎると、自分の専門領域がなんとなく固まってきたと思うものです。専門領域は、その人が長く携わっている仕事と関係しています。いわゆる、その道のプロと自負できる仕事と言えます。

 

その道のプロとしての意識を自覚できれば、その分仕事に対する誇り、やりがいを感じやすくなります。ビジネスパーソンであれば、なるべく早い段階で、プロ意識を持ち合わせることが大切だと、私は考えています。

 

しかし、見方を変えると、そのプロ意識が思わぬ弊害を生むことがあります。

 

それは、「自分が想定していない人事異動を不本意な人事異動」と感じたときに生じやすくなります。

 

人事異動の目的 

 

組織に所属するビジネスパーソンは、人事異動により強制的に仕事が変わることを前提に仕事をしている場合が多いと思います。

 

人事異動は、組織が、組織の都合で、その時に必要な役割に最適な人材を配置することを目的としています。同時に、人事異動は、人の能力を拓く絶好の機会でもあります。

ゆえに、人事異動は、組織を活性化させながら、組織の構成員のチカラを向上させるという効用があります。

 

「人事異動は是として捉えなければいけない」とアタマでは理解できている人は多いと思います。それが、自分に直接的な影響を与えなければ、という前提で。

 

 想定していない人事異動の種別

 

しかし、自分が想定していない人事異動の場合は、その前提が崩れてしまうことが往々にしてあります。

 

「なぜ、このタイミングで、この私が、このような人事異動に・・・。」

 

未経験職種への人事異動や降格と感じてしまう人事異動。これらは、組織における自分のポジショニングにポジティブな見通しがない場合、それを受け入れることは簡単ではありません。

 

しかし、自分が想定していない人事異動だからと言って、すぐに退職したり、転職したりできない現実があります。

 

それゆえに、人それぞれに、なんらかの落としどころを見つけて、自分を納得させているのだと思うのです。

 

自分なりの落としどころの見つけ方 

 

自分が想定していない人事異動は、ある日突然、目の前に表れるものです。

 

それゆえに、自分なりの落としどころとして、自分のキャリアにかかわる落としどころを早期に見つけることが大切になります。

 

その落としどころとは、「いかに柔軟に自分のプロ意識を捉えることができるか」にかかっていると、私は感じています。

 

昨日、「45歳からの予期せぬキャリアチェンジに備えて 準備することの大切さ」というコラムを投稿しましたが、あらかじめ準備できている人は少ないと実感しています。

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

  

しかし、自分なりの落としどころを見つけることは、じっくりと自分と向き合うことができれば、難しいことではありません。

 

自分なりの落としどころは、自分のキャリアのパターンを把握することで見つけることができます。自分の過去のキャリアを意味づけすることで、自分が納得できていた仕事とそうでなかった仕事を洗い出し、その理由を自分の言葉で解釈することに、手がかりがあるからです。

 

まとめ 

 

自分が想定していない人事異動を不本意な人事異動と捉えてしまうことはやむを得ないことだと思います。しかし、せっかく仕事をするならば、「不本意な」という思いはなるべく遠ざけたいものです。

 

自分のキャリアのパターンを把握することで、「不本意な」という思いを遠ざけることは可能です。

 

明日からは、その方法について、具体的お伝えします。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。