45歳は職業人生の折り返し地点。
まだまだ、職業人としての可能性を探求することができると考えています。
一般的に40歳を過ぎると、人は変わることができないと言われています。
そうであるなら、45歳の職業人生の折り返し地点以降は、成長の可能性がないようにも感じとれます。
たしかに、自分のキャリアについて先行きが見えてきたり、自分の同期が自分よりも昇進したり、希望しない配置があったりすると、やる気がでないことでしょう。
将来にむけた漠然とした不安を抱えてしまうと、職業人生の折り返し地点以降の道のりは見えなくなってしまいます。
このような気持ちのまま、仕事をし続けないためにはどうすればいいでしょう。
そこで、今回は、簡単にできる45歳を過ぎてから業績を上げる3つのマインドセット法についてお伝えします。
【目次】
1.ルーティーンをつくる
漠然とした不安を抱えてしまうと、「むなしさ」を感じやすくなります。この「むなしさ」は軽視できないものです。
なぜならば、「これをやって何の意味があるのだろうか?」というジャッジメントが入るからです。
45歳を過ぎると、気持ちは若いが体力が追いつかないことがあります。
若いころのようにパワーワークができなくなりますから、時間効率を高めて業績を上げる必要があります。
そのためには、自分のルーティーンをつくることがおすすめです。
ルーティーンをつくるきっかけになったのは、起業して15年会社を成長させ続けている私の先輩のアドバイスがあったからです。
・朝起きてから「やること」を決めれば、午前中にほぼ「考える」仕事は完了する。
・ルーティーンができれば、1日のリズムが整う。
(新聞等の情報チェック、メールのチェック、「考える仕事」へ時間を投入)
・結果的に、時間効率の向上を実現できる
自分で意識するだけで、時間効率が高まり、業績も上がるならば試さない手はありませんよね。
2.マインド・フルネスを実践する
私の個人的な体験ですが、マインド・フルネスを実践し始めてから、雑念にとらわれる機会が格段に減りました。
最初は、瞑想というと少し怪しげな印象を持っていました。
しかし、Googleが人材開発に取り入れていることを知ってからは、「それほど怪しいものではないかも・・・」と思うようになりました。
「毎日、10分程度、姿勢を正して目を閉じて瞑想すること」
自分が感じていることの善し悪しをジャッジするのではなく、受けとめることで自分の頭の中がリセットされます。ちょうど、頭の中を休憩させるような感覚です。
普段、頭は仕事や生活のことを考えてフル回転しています。それこそ、休みなく働き続けているので、マインド・フルネスを通して「頭を休憩」させるのです。
仕事に取りかかる前に、ほんの10分でも目を閉じて瞑想するだけで、頭がクリアになりますから、仕事がはかどります。
つまり、業績を上げることにつながるのです。
2週間、毎日、自分がやろうと決めたタイミングで構いません。10分程度のマインド・フルネスは、手軽にできるマインド・セットアップとして試す価値があります。
3.呼吸を整える
呼吸が自分のメンタルに与える影響は大きいと感じています。
先ほどのマインド・フルネスとも関連するのですが、自分の呼吸のクセを知ることで、自分のメンタルをコントロールすることが可能になります。
人は焦ると無意識のうちに呼吸のテンポが速くなります。
息と息の合間が短くなる感覚で、これが焦る気持ちにつながります。
焦る気持ちは、通常ならば簡単にできることができなくなったり、冷静な判断ができずミスジャッジしたりして、業績にポジティブに働かないことが往々にしてあります。
試しに、つぎのふたつのことを試してみるだけで、自分の呼吸のクセがメンタルに与える影響を感じることができます。
たとえば、息と息の合間を短くとれば焦りを、息と息の合間を長くとれば平常心を、それぞれ感じることができるはずです。
つまり、気持ちが焦りそうな事案が目の前に現れたとき、あえて呼吸を長くとることで、平常心を保てる可能性が高まります。
平常心が保てれば、想定外のミスジャッジ等をしなくなりますから、業績を上げるためにポジティブに働くのです。
4.まとめ
たしかに、40歳を過ぎると、物事の考え方を変えることは簡単ではないでしょう。
しかし、意識すれば行動を変えることはできるのではないでしょうか。
今回お伝えした3つのマインドセット法は、意識さえすれば、場所や時間を問わず実践することができます。さらに、お金をかける必要もないため、極めて経済的です。
45歳を過ぎてからでも、マインドを整えることで、自分を成長させて業績を上げることができると私は信じています。
時間を見つけて、ぜひお試ください。