45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

転職はあくまでも手段 今の会社で1.5倍の業績を上げて生き残る

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最近、転職に関する広告をよく目にするようになりました。

2018年1月入社または2018年4月入社を目安とする転職市場が動き出しているようです。

 

このブログで何回かお伝えしていますが、転職市場は8年ぶりに300万人台を超え、2016年度は306万人の市場であったと日本経済新聞は伝えています。(総務省労働力調査:2016年度)

 

そのうち、45歳以上が約35%にあたる120万人、45歳から54歳の年齢階層で転職者数は50万人、全体の約16%を占めていますので、中高年齢者の転職市場が活況をという状況もうなずけます。

 

しかし、45歳を超えた転職では、

 

自分のキャリアを自分で考えたことがあるか

自分の持っているスキルや資格が汎用性のあるものであるか

まったくゼロからのスタートを受け入れる覚悟があるか

 

といった課題をクリアしなければならない現実があります。

 

一つの会社でキャリアを積み上げた人には、理屈ではわかっていても簡単ではない課題です。

 

とくに、45歳以上で転職を考えている人で、今の処遇に満足できていない人にとってはクリアしずらい課題です。

こういう人で転職しようか迷っている人は、あえて転職することは避けなければいけません。転職先の会社でうまくいかない確率が高いからです。

 

45歳を過ぎると、漠然と仕事に取り組むことがあります。極端な話ですが、自分で先行きを見通してしまっていると、仕事を流してこなしてしまいがちになるということです。

 

かりに、このような姿勢で取り組むと、業績は標準程度かそれ以下の仕上がりになってしまいます。実績に対する意欲も、「テキトー」でもいいやという感覚に無意識になってしまうからです。

 

このような姿勢で転職しても、絶対に転職先の会社でうまくいきません。

それでは、今の処遇に満足できていない人は、どうすればいいでしょうか。

 

【目次】

 

1.仕事を読む

 

漠然とした仕事の取り組み姿勢を変える必要があります。今の会社で業績を上げられていないならば、なおさらです。

 

そのためには、仕事の文脈を読んで行動するスキルを身につける必要があります。仕事の意味を自分で考えて行動するということです。

 

たとえば、ルーティーン業務に携わる場合でも、問題意識や興味を持つことで、業績として現れる仕事の成果に厚みを持たせるということです。

 

なぜか。

 

実績を上げることで、自分の評価が上がるからです。

 

自分の評価が上がれば、今の会社における存在価値が上がるからです。

 

2.自分の評価を上げるメリット

 

自分のチカラで自分の評価を上げる行動に挑戦することは、つぎのようなメリットがあります。

 

自分の仕事の満足度があがる

会社におけるプレゼンスが高まる

自分の業績が会社の業績に貢献しているという実感につながる

自分の居場所、活かし場が確保される

今の会社でもう少しがんばろうという意識が醸成される

 

ポイントは、誰かに認めてもらおうということではないということです。

 

誰の目からみても、業績が上がっているということが明白になるレベルでの業績です。

 

3.1.5倍の業績を上げることを目指す

 

誰の目から見ても、業績が上がっているということが明白になるレベルとして、まずは1.5倍の業績を上げることを目安にしてみることです。

 

納期を1.5倍早めに仕上げる

1.5倍の絶対量を仕上げる

他の社員と比較しても質の高い仕事をする(思考、提案のレベル)

 

仕事を読むことは、当たり前のことを丁寧に取り組むことからも生まれます。

 

当たり前のこととは、仕事は業績を出す場だということです。

 

45歳を過ぎると、職場で業績を出すという意識が低下してしまうことがあります。

しかし、自分で自分の先行きを見通して可能性を閉ざさなければ、今の会社で活躍できる可能性は見えてきます。ポストや他人と比較した自分のプレゼンスを自分の先行きとして捉えるのではなく、自分のチカラで先行きを開拓するのです。

 

4.まとめ

 

 

45歳を過ぎてからのキャリアを考えるとき、一つひとつの仕事に「やりきった」という実感をともなわせる必要があります。

 

 転職によってキャリアが開けることはありますから、自分の処遇を良くするために転職することを否定しているものではありません。

 

しかし、自分のチカラで自分の評価を上げる行動に挑戦することを、今の会社でやりきってから、転職を考えることが必要です。

 

45歳を過ぎてからの転職者は、即戦力とし実績を上げることが求められるため、今の会社でやりきったという実績がないと転職先の会社でうまくいかないからです。

 

「転職はあくまでも手段」です。

 

45歳を過ぎてから、自分の処遇をより豊かなものにするためには、「今の会社で1.5倍の業績を上げること」と「転職すること」のどちらが良いか。

 

自分のキャリアをプラスに転換させることにつながる可能性を見極めるためにも、

 

仕事を読み、自分の評価を上げ、1.5倍の業績を上げることを目指すことが、自分を活かすことにつながります。

 

キャリアを長いスパンでとらえるとき、今の会社で「生き残る」という選択肢を試す価値はあります。

 

転職はあくまでも手段なのです。