45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

45歳から自分の仕事の進め方をリノベーションする 3つのチェックポイント

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50歳以降の自分が何をしているのか、どうにも見通しがつかないと、不安がつのります。

 

不安がつのると、自分のチカラが出し切れなくなります。

 

さらに、中高年齢者としてベテランの域に達していると、若年者と比較して相応のパフォーマンスが期待されると、ますます自分のチカラを出し切れない。

 

私は、自分が20代、30代のころ、中高年の先輩社員達がこういう思いを抱いているとは想像することができませんでした。

 

しかし、自分が40代になり、自分の回りがこのような思いを抱くにつれ、自分のキャリアの展望を自分でつかむことの大切さを痛感し始めました。

 

2020年には、労働力人口過半数を45歳以上の労働力が支える時代になります。

 

そうなると、モタモタしている余裕はありません。1日も早く存在価値のある人材になることが求められます。

 

私は、45歳からでも自分の仕事の進め方をリノベーションすることで、存在価値のある人材に変わることができると考えています。

 

そこで、今回はそのために必要となる3つのチェックポイントをお伝えしたいと思います。

 

【目次】

 

 

なぜリノベーションか。

 

 

リノベーションとは、不動産用語としてよく使われます。

 

辞書によれば、「建築物の改造についていうことが多い。特に、古い部分の補修や内外装の変更程度に留まるリフォームに対し、増築・改築や建物の用途変更など、資産価値を高めるための大規模な改造をさす。」となっています。

 

自分に付加価値を付けるために、「資産価値を高めるための大規模な改造」を行う。

 

自分の仕事の進め方を、あたかも「用途変更する」かのように、見直してみる。このことが実現できれば、自分のパフォーマンスと組織のパフォーマンスをプラスに変えていくことができます。

 

チェックポイント1:部分最適視点になっていないか

 

 

人はなるべくならば自分に都合よく仕事を進めたがるものです。したがって、ポジションが担当レベルの場合、仕事に取り組む視点が部分最適視点になりがちです。

 

もし、今の自分の思考パターンについて、部分最適視点のウェイトが大きいと感じるならば、全体最適視点に切り替えていくことが必要です。

 

全体最適視点とは、自分の仕事の前工程と後工程のことを考えて仕事の進め方を組み立てることに他なりません。前工程と後工程を思いやることで、仕事の仕組みが改善できたり、生産性が上がったりして、協業する人との関係性が好転したりします。

 

とくに、協業する人との関係性を好転させられる人は、チームで仕事を進められる人材と評価されます。そして、部署の風土改革にもプラスの影響を与えられる人材としても評価されます。

 

このように、自分の考え方が部分最適視点になりがちならば、全体最適視点へ意識をリノベーションすることが必要になるのです。

 

チェックポイント2:ネガティブアプローチの視点になっていないか

 

 

45歳を過ぎると、担当する仕事の実現可能性をある程度先読みできます。そして、「できる理由」ではなく、「できない理由」を探しがちになります。

 

もちろん、手堅く仕事を進め、最悪の展開を避けるためには、ネガティブアプローチの視点(「できない理由」の視点)も必要です。

 

しかし、これからは先行事例が必ずしも通用する時代ではなくなります。

 

これは、正解のない問題を解決していくことが求められるとも言えます。そうなると、ポジティブアプローチの視点(「できる理由」の視点)を兼ね備えておく必要があります。

 

ポジティブアプローチの視点を持つ人は、「どうすれば実現できるだろう」という意識の持ち主です。

 

このような人は、周囲を前向きにする周波数を発するので、他者に与える影響もプラスです。

 

チェックポイント3:他責化傾向になっていないか

 

 

そもそも、組織に所属していると、自律的に自分のキャリアを組み立てることは簡単ではありません。したがって、無意識のうちに他責化してしまうことが往々にしてあります。

 

他責化しがちな思考を、「自分ならばどうするか」という意識に変えて取り組むことは、他者の模範にもなります。

 

なによりも自分が仕事にコミットする意識につながります。

 

意識を変えることで、自分の存在価値が高まるのです。

 

まとめ

 

 

自分の仕事の取り組み方をリノベーションすることで、自分のパフォーマンスが変わり、自分の業績も高まります。

 

さらに、これと連動して自分が所属する組織にもプラスの影響をあたえます。

 

このことが実現できると、自分のみならず、自分が所属する組織の仕事の進め方がリノベーションされるます。

 

どれだけ他者にプラスの影響を与えられるか、これが45歳を過ぎてからの人材評価のポイントです。

 

自分を変えることが、組織も変わるきっかけとなる。

 

こういう人材が、存在価値のある人材であり、組織に必要とされるのです。