45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【45歳からの転職】 転職するか否か 迷いを抜け出す 自分の力を知る方法 [連載8]

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今週は、

 

【45歳からの転職】転職の判断ができない、決断できないときに必要な考え方とは?

 

をテーマにした連載記事を投稿しています。

 

昨日は、「たった13文字のシンプルな質問」の活用をテーマにしました。

 

このブログでは、転職の判断・決断をするチカラを丁寧に、深く掘り下げる方法をお伝えしていますが、閑話休題、シンプルに自分に問いかける質問も時には必要と考えたからです。

 

言うまでもなく、45歳を過ぎた転職を考えるとき、しっかり準備しておかなければいけなければいけません。

 

そのためには、様々な角度から「じぶん」を見つめ直す時間を設けることが大切になります。

 

それゆえ、このブログでお伝えしたい人材力として、 4つの視点、すなわち、【基礎力】【専門力】【再現力】【人間力】としてお伝えし続けています。

 

人材力は、つぎのように表すことができます。

 

人材力=

{(基礎力)+(専門力)+(再現力)}×(人間力)

 

今日は、4つの視点のうち、基礎力について、お伝えしたいと思います。

 

具体的な基礎力とは?

 

基礎力は、自分のスペックを構成する基本的なチカラです。ITリテラシー、語学運用能力、情報処理能力といった能力・スキルを基礎力として想像することと思います。

 

たしかに、これらの能力・スキルは基礎力であることに間違いありません。45歳を過ぎて、これらのチカラが備わっていなければ、そもそもビジネスパーソンとしてのパフォーマンスは期待できる人材として認められることはないでしょう。

 

他方、長年、人事に携わり、その人材育成で求められることを経験的に集約すると、大きくつぎの3つにまとめられると、感じています。

 

  1. 論点を見出すチカラ
  2. 情報を読み取り、意味づけするチカラ
  3. 自分の考えを文章化して相手に伝えるチカラ

 

高いパフォーマンスを発揮している社員を観察すると、基礎力としてこれら3つのチカラを兼ね備えている人がほとんどであることがわかりました。

 

具体的な行動を見てみると、つぎのように整理できます。

 

  1. 論点を見出すチカラは、話し合いの土台を構成するチカラ
  2. 情報読み取り、意味づけするチカラは、事実をベースに相手に視点を投げかけるチカラ
  3. 自分の考えを文書化して相手に伝えるチカラは、自分の考えや主張を通すチカラ

 

これらを要約すると、議論するプロセスをデザインするチカラと言い換えることができます。

 

なぜ、議論するプロセスをデザインするチカラが必要か?

 

45歳を過ぎて転職を考えるとき、「じぶん」のチカラの社会通用性がなければ、失敗することにつながります。

 

若い時期であれば、会社や職業を変えて、仮に上手くいかず失敗したとしても、リカバリーするための時間的な資源に余裕があります。

 

しかし、45歳を過ぎると、そのような余裕はありません。「じぶん」のチカラの社会通用性に確信がなければ、転職することは失敗に直結するのです。

 

私は、基礎力を新たな付加価値を創り出すチカラとして、身につけておかなければいけないチカラと考えます。

 

ゼロから新たなコトやモノを創り出す

混乱した状況から新たな道を切り拓く

組織の方向性を一定の方向に向けていく

 

このようなことを実現するには、組織を構成するメンバーのさまざまな考えや思いを受けとめ、意見を交わすことによって導きだすチカラが必要です。

 

意見を交わすこと、つまり、議論するプロセスをデザインするチカラが求められるということなのです。

 

どうやって、基礎力を確認するか?

「じぶん」の基礎力を確認するには、連載6でお伝えした【社会人としての自分の年表】を活用することをおススメします。

 

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この年表で書き出した「仕事内容」「貢献実績」「自分の立ち位置」に注目し、つぎの4つの側面から基礎力を確認していきます。

 

  1. そのとき、自分はどのような仕事の環境であったのか
  2. そのとき、自分はどのような人から影響を受けたのか(上司、同僚、友人等制限はありません)
  3. そのとき、自らどのような学びをしたのか
  4. そのとき、自分が意識していたことは何か

 

細かく見るように感じられるかもしれませんが、自分の歴史を振り返り、リアルな等身大の自分を見つけ出そうとすることで、自分ならではの発見に辿り着けます。そして、それは、自分の言葉で「じぶん」の強みを見つけ出すことにつながります。

 

本日のまとめ

 

基礎力は、議論するプロセスをデザインするチカラです。

 

このように定義して、45歳を過ぎた「じぶん」を振り返り、「じぶん」が兼ね備えているチカラを丁寧に分析してみることを、強くおススメします。

 

【社会人としての自分の年表】も活用し、「じぶん」オリジナルの基礎力を見つけ出すことが、「じぶん」のチカラの社会通用性を確認するための第一歩になるからです。

 

お読みいただきありがとうございました。

  

【お知らせ】

朝活を始めました!ご興味のある方は是非ご参加ください!

【45歳以上限定】朝活で自分史を作ろう! #2 | Peatix

 

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(2)A4用紙 1枚が窮地を救う。。。

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(3)判断、決断を進めるM/DMスクリプト。。。

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(4)判断、決断をさらに一歩進めるCDA 3段階分析法とは。。。

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(5)4つの視点で自分の転職力を診断するには。。。

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(6)社会人としての年表を活用しよう!

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(7)たった13文字のシンプルな問いが導く自分の思いとは。。。

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