昨日から、連載を始めています。
連載タイトルは、
【45歳からの転職】転職の判断ができない、決断できないときに必要な考え方とは?
です。
転職するか否か、判断・決断には迷いがつきものです。
じぶんのキャリアを主体的に築いていくとき、その先行きが見えないから不安を覚えるからです。
さて、昨日は「じぶんを知る」ことの大切さをお伝えしました。
hiratsukacareer.hatenablog.com
忙しい毎日のなかで、少しずつでもよいので、「じぶんを知る」ための時間をつくろうということです。
今日からは、具体的な方法論をお伝えしていきたいと思います。
透明化する「じぶん」
責任感の強い人、ハイパフォーマーの人は、自分でなんとかしようとする傾向があります。自分で考え、実行し、成果を出すという仕事スタイルが身についている人はこの傾向がはっきりと表れるものです。
たしかに、自分のことですから、自ら判断・決断する必要があります。
しかし、このような思考回路(自分独りでなんとかしようとする思考回路)が、判断・決断するチカラを鈍らせてしまう、と私は考えます。
その理由は、ただ一つ。
じぶんのこと
だからです。
「じぶん」のことは、わかっているようで、実はわかっていないことが多いものです。
「じぶん」のことは透明化すると言われることがあります。
「じぶん」にとって、「じぶん」のことは透き通っているように見えるため、わからない・気づかないことが多いからです。
アタマのなかのモヤモヤ
転職の判断ができない、決断できないときのアタマのなかは、こんな具合になっていると思います。
「こうすればきっといいことがあると思うんだよな・・・」
「でも、そうなると、〇〇みたいなことが起こるかもな・・・」
「このやる気になっているなら、大丈夫だな、きっと・・・」
「ほんとかな?なんか考えおちないかな・・・」
「あー、アタマが混乱してきた。転職エージェントにじぶんはできるか聞いてみよう。」
「聞いてみたら、なんとなくいけそうな気がしてきた。大丈夫だな、きっと。」
(数日後)
「あれ?また、なんか前と同じ感じがするぞ??おかしいな??」
(前と同じことの繰り返しがはじまる)
「こうすればきっといいことがあると思うんだよな・・・」
「でも、そうなると、〇〇みたいなことが起こるかもな・・・」
「このやる気になっているなら、大丈夫だな、きっと・・・」
「ほんとかな?なんか考えおちないかな・・・」
「あー、もうどうしよう。どうすればいいかわからなくなってきた。」
このようなモヤモヤ感がアタマの中を支配してしまうから、思考停止がはじまってしまうのです。
アタマのなかを可視化する
この状態を抜け出すためには、モヤモヤしているアタマの中を見える化する必要があります。
むずかしいことではありません。
A4用紙1枚に、じぶんが感じていることを思うがままに「手書き」すればいいからです。
他人に見せるものではありませんから、思うがままに、何を書いても大丈夫です。
等身大の「じぶん」を「手書き」することがポイントです。
文法や「てにをは」は気にせず、思うがままに、自由に「手書き」する
とにかく多くの「じぶん情報」を「手書き」する
量的な目安は100個(少なくとも50個)
単純なことですが、じつはこのことをやっていない人が多いように感じています。
やってみればわかることですが、A4用紙1枚にランダムに表れてくる「じぶん」のアタマの中にあるモヤモヤが見えてくるはずです。
私も転職を決断したときに、迷ったわけですが、いまお伝えした「じぶんのアタマの中を可視化する」ことをしませんでした。
その結果、転職した後にモヤモヤ感が残り、アタマを抱えた経験があります。
なんとか窮地を脱したいという思いから、私がこの方法を実践したのは、転職後です。
実践してみて、アタマの中がクリアになっていく実感を持ち始めることができました。
転職後にやってみて気づいたことがあります。
転職前にきちんとやっておけばよかった・・・。
本日のまとめ
アタマのなかのモヤモヤを可視化し、等身大の「じぶん」を見つめ直すことが、「じぶんを知る」ためにはとても大切になる。
そのためには、A4用紙1枚に「じぶん」を投影してみる。
このことを、覚えていただければ嬉しいです。
明日は、A4用紙1枚に投影した「じぶん」をより深く分析する方法をお伝えしたいと思います。