今週は、
【45歳からの転職】転職の判断ができない、決断できないときに必要な考え方とは?
をテーマにした連載記事を投稿しています。
昨日は、「転職の迷いから抜け出す方法 4つの視点で自分の転職力を診断する」をテーマにしました。
4つの視点は、人材力を構成する要素と捉えることができます。それはつぎのように表すことができます。
人材力=
{(基礎力)+(専門力)+(再現力)}×(人間力)
今日は、4つの視点を整理するときに効果的なツールをお伝えします。
そのツールは、社会人としての年表です。
社会人としての自分の年表をつくる
社会人をビジネスパーソンと定義するならば、【基礎力】【専門力】【再現力】【人間力】は、社会人としての経験を通して培われる要素が大きいと、私は考えます。
もちろん、社会人としての経験だけで培われるものではありませんが、社会に出て、プロフェッショナルとして仕事をした経験のインパクトは大きいと考えるからです。
大切なことは、職務経歴と貢献実績の相関を正しく把握するというプロセスです。
そのために効果的なツールが、社会人としての自分の年表をつくることです。
イメージはつぎのようなものです。
【社会人としての自分の年表】(イメージ)
項目の意図
職務経歴を整理するとき、「年代」「所属」「仕事内容」の3つは基本的な項目と言えます。
いつからいつまで
どこで
なにを
を記載すれば事足りるからです。
社会人としての年表では、基本的な項目を、より深堀りするところに特長があります。
具体的には、つぎの4つを記録するという点です。
-
「いつからいつまで」を「期間」と合わせて記録すること
-
自分の年齢を記録すること
-
仕事内容に加えて自分の貢献実績を記録すること
-
貢献実績をあげたときの自分の立ち位置(役割)を記録すること
期間と年齢を記録することは、「何年在籍していたか」ということと「そのとき自分は何歳であったか」という情報を端的に把握するために必要です。
一般的には、「何年何月から何年何月まで」ということを記録します。ここから「何年在籍していたか」という期間は定量的に明らかになりますが、その情報は都度頭のなかで変換する必要があります。「そのとき自分は何歳であったか」という情報も同様です。
期間と年齢を記録することは、情報を把握する手間を省くことにつながります。
貢献実績と自分の立ち位置(役割)を記録することは、自分のリアルなチカラ、つまり社会通用性を把握するために必要です。
しかし、ただ単に実績を羅列するだけでは不十分だと、私は感じています。
実績が組織(会社)に対して、どのようなインパクトをもたらしたかという観点で記録する必要があるからです。
貢献実績をあげたときの自分の立ち位置(役割)を、着飾ることなく記録することも必要です。
着飾ると、自分が主体でなかったとしても、あたかも主体であったかのように話を作ってしまいます。
これでは、自分のリアルなチカラを把握できません。
転職の迷いから抜け出せすには、自分が貢献実績としてあげたとき、じぶんは主体であったのか、あるいは、チームの一員であったのか、どのような立ち位置(役割)で貢献したかを明らかにすることが極めて重要です。
本日のまとめ
基本的な3つの項目に、社会人としての年表の特徴的な4つの項目を記録することの意図は、自分の社会通用性を判断するためのベースを確認するということです。
社会人としての年表は、自分のチカラの社会通用性を冷静に見極める効果的なツールです。
年表を通して、【基礎力】【専門力】【専門力】【人間力】を身につけたプロセスを具体的に把握でき、社会通用性のレベルを推し量る基礎になるからです。
社会通用性のレベルを把握できれば、転職の迷いを拭い去ることにつながります。
時間をかけて取り組む価値があるプロセスだと、私は考えます。
ご活用いただければ、きっと新しい発見があるはずです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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