今週は、
【45歳からの転職】転職の判断ができない、決断できないときに必要な考え方とは?
をテーマにした連載記事を投稿しています。
転職するか否か、判断・決断には迷いがつきものです。
じぶんのキャリアを主体的に築いていくとき、その先行きが見えないから不安を覚えるからです。
月曜日から水曜日まで連載し、不安の解消にお役にたつことをお伝えしています。
【2019年6月16日:連載1】
hiratsukacareer.hatenablog.com
【2019年6月17日:連載2】
hiratsukacareer.hatenablog.com
【2019年6月18日:連載3】
hiratsukacareer.hatenablog.com
今日は、M/DMスクリプトで書き出したことをより深く分析する方法についてお伝えします。
4象限を俯瞰する
分析することで、つぎの5つがはっきりしてきます。
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将来を予測する
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起こりうる事態に備える
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アタマのなかのモヤモヤを解決する
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適切な判断・決断につなげる
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時間を決めて結論を導き出す
M/DMスクリプトで分析した4象限は、1~3を整理することに役立ちます。
自分の思いや考えを、文章化して書き出すことができていれば、将来を予測し、起こりうる事態に備えることを具体的にイメージでき、じぶんのアタマの中が整理されてくるはずです。
アタマのなかのモヤモヤは、思いや考えを抽象的に把握していることと言えます。
M/DMスクリプトは、それを具体的に把握することにつながります。
具体化をあえて抽象化する
俯瞰した「じぶん」をより細かく見つめ直し、判断・決断したことによって、将来を予測し、起こりうる事態に備えることになります。
ここで、あえて、具体化を抽象化することをおススメします。
【要するに】という視点で、じぶんのアタマの中をあらためて俯瞰することは、じぶんが判断・決断するためにボトルネックになっていることを明確化することになるからです。
そのための具体的な方法が、CDA・3段階分析法です。
CDAはCareer Deep Analyzeの略です。
【CDA・3段階分析法】
この分析では、M/DMスクリプトで書き出した4象限を俯瞰し、各々の象限の中で、もっともインパクトがあることを選ぶことから始めます。
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【仕事】×【得られること】
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【仕事】×【失うこと】
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【私生活】×【得られること】
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【私生活】×【失うこと】
一番左の5角形の枠内にそれを書き出します。
つづいて、右隣の5角形の枠内に、それを選んだ理由(なぜ?)を書き出します。そして、さらに、それを(真ん中の5角形の枠内)を選んだ理由(なぜ?)を書き出します。
「なぜ?」を5回繰り返すと、真因に近づくと言われていることを応用していると捉えていただければと思います。
また、3つの5角形の枠内の下にある四角形の枠内には、【要するに】と言う視点で、理由(なぜ?)を要約してみます。
じぶんにとって、もっともインパクトのあることは、じぶんがもっとも重視していることであるとも言えます。転職するか否かを判断・決断する基準に与える影響が大きいということです。
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【仕事】×【得られること】
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【仕事】×【失うこと】
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【私生活】×【得られること】
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【私生活】×【失うこと】
具体的なことを抽象的に書き出すことで、判断・決断する基準を重層的に捉え直すことができます。
本日のまとめ
転職するか否かを判断・決断するとき、100%の確率で先行きを見通すことはできません。
45歳を過ぎてから転職する場合、失敗は避けなければいけません。そのためには、いくつかのプロセスを経て、それらを組み合わせることにより、「じぶん」のことを知ることにつなげていけば、判断・決断する基準が明確になります。
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A4用紙1枚に1枚にモヤモヤを書き出すことは、迷いを抽象的に把握すること
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A4用紙1枚に書き出したことをM/DMスクリプトに書き出すことは、迷いを具体的に把握すること
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M/DMスクリプトに書き出したことをCDA・3段階分析法で、より深く分析することは、具体化をあらためて抽象化し、重層的にじぶんを分析すること
今日お伝えしたCDA・3段階分析法は、重層的に「じぶん」を把握するための最終ステップです。
【要するに】じぶんは、「なぜ」転職するか否かを迷っているのか、というボトルネックを明確化することになります。
時間はかかると思いますが、ご活用いただければ嬉しく思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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【45歳以上限定】朝活で自分史を作ろう! #2 | Peatix