急な人事異動で、やりたくない仕事を任されたときこそ、向き合う姿勢が必要です。
昨日は、自分が望まない仕事の捉え方について、お伝えしました。
hiratsukacareer.hatenablog.com
今日は、チャンスを広げる自分スタイルの組み立て方です。
人事異動は悪いことばかりではない!
サラリーマンの最大の弱点は、自分のキャリアを自己決定できないことです。会社が雇用を保障するかわりに、組織の論理で仕事を任されるためです。人事労務の専門用語では、メンバーシップ型雇用と言います。
もっとも、逆から見ると、図らずも自分の未知なる能力を発見するという最大の長所にもあります。人事異動で知らない仕事を任され、仕方なく取り組んでいるうちに、その仕事に興味を感じおもしろくなったという話はたくさんあります。
なぜ、仕事をするのか?
ところで、なぜ仕事をするのでしょうか?
考えることは手間がかかりますが、この問いへの答えを持つことは大切です。
家族のため
自分の人生を豊かにするため
人の役にたつため 等々・・・
なんのために働いているのかわからないという相談を多く受けますが、その大半は自分の仕事に対する価値観を明確化できていないことが原因です。
自分のスタイルの確立
「なぜ、仕事をするのか?」という問いは、自分の価値観と直結しています。
サラリーマンの多くは、誰かの期待に応えようという心理が働くものです。
もし、あなたが、今まで誰かの期待に応えようとして懸命に動いてきたならば、一度歩みを止めてみることです。そして、期待に応えようとするときに、自分を押し殺してしまっていないか、確認することです。なぜならば、誰かの期待に応えようとすることが無意識にマインドセットされている可能性が高いからです。
期待に応えようとする姿勢は大切ですが、それが等身大の自分を超えてしまうと、不具合が生じます。
まとめ
等身大の自分を確かめるということは、自分の大切にしている価値観を確かめることと同義です。
そのための方法は、つ自分の現在とそれに至る過去をつなぐことから始めます。
そして、「どんなときに自分は前向きになれたのか」「どんなことを自分の意思で決めてこれたのか」を自分の言葉で固めていきます。そうすると、自分らしい生き方が明らかになり、自分の未来に向けて自分らしい生き方を創り出すことが可能になります。
自分らしい生き方とは、自分のスタイルということに他なりません。
急な人事異動で自分のキャリアが見えなくなり、動きを止めることはもったいないことです。
少し遠回りかもしれませんが、自分を振り返り、自分のスタイルを確立することが重要です。自分のスタイルが確立されれば、急な人事異動で任された仕事の中に、自分の価値観との接点を見いだすことができます。接点が見いだせれば、しめたものです。自分が活躍できる源泉を自分のチカラで引き寄せられるからです。
不本意な人事異動と対峙したときこそ、自分スタイルを築くことがチャンスを広げます。
本日も、お読みいただきありがとうございました。