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急な人事異動を失敗に終わらせない! 人事異動をチャンスにする3つのヒント(その3)【最終回】

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「急な人事異動を失敗に終わらせない!人事異動をチャンスにする3つのヒント」連載最終回です。

 

最終回の今日は、「自分の存在価値を確かめ、貢献することに集中する」をテーマにお伝えします。

 

自分スタイルとは自分の価値観

2回目の連載で自分スタイルの確立が大切だとお伝えしました。自分スタイルとは、自分の価値観を明らかにすることです。それは、自分が会社という組織の中での、存在価値と、どのように貢献するかということを明らかにすることとも言えます。

 

しかし、残念ながら、会社から自分の価値観に合った仕事をアレンジしてくれる機会は少ないのが現実です。

 

会社は大切な経営資源である人材がイキイキと活躍できるような配慮はしてくれることがあります。会社と社員のマッチングを図ろうとして、社内人材公募やキャリア申告制度などを整えてくれることがあります。しかし、組織の論理を優先して配置しなければならないことの方が多いのが実情です。

 

会社を離れるタイミング

ゆえに、自分スタイルを明らかにすることを通して、自分に任された仕事に自分の価値観との接点を見いだすことが必要になるのです。

 

もし、あなたが、自分に任された仕事に自分の価値観との接点が見い出せないときは、会社から離れるタイミングを考える必要があります。

残ることが長いスパンで捉えるとマイナスだからです。

 

しかし、短絡的、かつ、勢いで決断することは禁物です。しっかりと、自分の価値観を自分の言葉で定義し、腹落ちさせておかなければいけません。会社から離れる意思決定したことを後悔しないためにも。なぜならば、転職後の会社でも自分に任された仕事の中に自分の価値観との接点を見いだせなくなるからです。

 

「貢献すること」に集中する

急な人事異動が自分の思い通りでないときこそ、「自分が貢献すること」を見つけてみることです。理不尽を受け入れて、「自分が貢献すること」に集中する態度、姿勢は誰かが見てくれているものです。

 

私は転職を決断し、後悔した経験があります。

 

そのとき、この「貢献すること」に集中していませんでした。今思えば、この意識があれば、転職という選択肢をとらなかったと思います。

 

実際に、転職の挨拶をしているときに、私が「貢献すること」に集中して上げた成果を、元の上司や同僚、部下が評価してくれていることを知りました。

 

見てくれている人は必ずいるのです。

 

まとめ

「自分の存在価値を確かめ、貢献することに集中する」を突きつめると、会社のどこが好きかを見いだすことにつながります。

 

言い換えれば、自分に対して「会社が好きか」という問いを投げかけることとも言えます。

 

急な人事異動でクサることなく、真摯に仕事に取り組んでみることです。

 

40歳からの転職で、失敗は避けなければいけません。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。