考えがまとまらず、モヤモヤした気持ちになるのときは、紙とボールペンを手にして、思いついたことを、紙に書き出すことをおススメします。
紙にじぶんの思いついたことを書き出すことは、じぶんのアタマの中に余白をつくることにつながります。余白ができると、余裕が生まれるので、モヤモヤした気持ちから抜け出すことができるようになります。
とくに、キャリアの転換期において、じぶんの考えがまとまらず、モヤモヤした気持ちを持ち続けると、適切な選択基準を持ち合わせることができなくなります。
じぶんのアタマの中のモヤモヤを書き出すことで、適切な選択基準を確認することができます。
したがって、せっかく書き出したことは、有効に活用したいものです。
そこで、今日は、紙に書き出したことを、より活用するための3つのステップをお伝えしたいと思います。
ステップ1:時間をきめて書き出す
紙とボールペンを手にして、思いついたことを、紙に書き出すと言っても、むやみやたらに時間を費やすことはおススメできません。
大切なことは、時間を決めて、紙に書き出すということです。
人間の集中力は限界があるものです。したがって、いったん書き始めたとして、10分程度を目途にすることをおススメします。
その際、すべて書き出しきれなくても構いません。
大切なことは、集中した状態で、書き出せる範囲のことを書き出すということです。
ステップ2:少し時間を置いて、見直す
10分程度の時間で書き出したことは、直感で思いついたことで、書いているときの「ベスト」なことが書き出されていると言えます。
集中して書いたことを、少し時間をおいて見直しみることをおススメします。
「少し時間を置く」は、人それぞれの感覚で構いませんが、1時間以内が良いかと思います。
少し時間を置いて見直してみると、書いているときは思い出せなかったことを思い出したり、書き出したことの意味を振り返ったりすることができます。
書いているときの「ベスト」なことを、書き終えて少し時間を置いたときの「ベスト」な状態に進化させることができるのです。
ステップ3:1週間ほど時間を置いて、見直す
書き終えて少し時間をおいて見直した後は、1週間ほど時間を置くことをおススメします。1週間ほど時間を置いたとしても、じぶんのアタマは、書き出したことを踏まえて、関連することに敏感に反応するようになっているものです。したがって、無意識に関連する情報を集めたり、ふとした瞬間に関連する情報を思い出したりします。
書き出したことを1週間ほど時間をおいて、熟成させるという感じです。
さて、1週間ほど時間をおいて見直すと、書き終えて時間を置いたときの「ベスト」をより進化させることができます。じぶんのアタマの中のモヤモヤ感を、俯瞰的に見つめ直すことができるのです。
まとめ
3つのステップを踏むことで、つぎの得られる効果が得られると、私は考えます。
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抽象的なモヤモヤ感について、具体的に捉えることができる。(モヤモヤ感の解像度が鮮明になる)
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時間をおいて見直すことで、じぶんの思いや考えを深く認識することができる。
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じぶんに「問いかけ」、「対話する」ことができる。
じぶんのアタマの中にある潜在的な情報を、より鮮明に捉えることができるので、考えをまとめやすくなります。
キャリアの転換期において、じぶんの考えがまとまらず、モヤモヤした気持ちを持ち続けると、適切な選択基準を持ち合わせることができなくなります。
3つのステップを意識しながら、紙とボールペンをもって書き出してみると、想像以上にモヤモヤ感が払しょくできます。
「転職しようか、今の会社にとどまろうか」という悩みをもったときは、試してみる価値があると、私は考えます。
本日も、お読みいただきありがとうございました。