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自分の上司とソリが合わない 上司との人間関係を悪化させない2つの方法

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「どうにも上司とそりが合わないですよね。」

「なにをやっても、認めてもらえない感じがして。疲れてしまいます。」

 

課長級のポジションにある45歳の方(男性)から相談を受けました。

 

生真面目そうな彼は、なんとか上司と良い関係性を築こうとしているものの、上司の方が受け入れてくれないことに困り果てていました。自分に非があるならば、厳格に指摘してもらえれば改善できるものの、それすらない状態とのことで、まさに「打ち手」がないことも、深刻な悩みにつながっていました。

 

「相手のことは変えられない」ことはわかっているものの、相手から拒絶され続けているときに、どういう対応ができるでしょうか。

 

「相手にしなければいいんだよ。」

「あいさつを欠かさずにすればいいんだよ。」

 

こういう助言は、対応策の一つではありますが、抜本的な解決にはいたりません。

 

こういう場合は、自分ができることに集中することが重要になります。具体的には、つぎの2つのことに集中してみることをお勧めします。

 

【目次】

 

ピッパッの法則

 

「ピッパッの法則」とは、「ピッ」とやって「パッ」とこなすことを意味します。つまり、スピード感をもって仕事をこなすことです。

 

迅速に仕事が仕上げることを意識すれば、仕事が遅れることはなくなります。そのためには、仕事の目的・意味を外すことなく早く仕上げることを意識して取り組む姿勢が必要になります。普段から仕事の周辺情報にアンテナを張り、自ら考えて行動することができていないと対応できません。

 

もっとも、急ぐがあまり仕事の品質が落ちることは避けなければいけません。程度の悪い仕事は、自分の評価を落とすだけではなく上司の印象も悪化させるので、注意が必要です。

 

「仕事におけるスピード感がある人材」であれば、自分の上司以外の誰かが認めてくれるものです。そういうフォロワーが現れるくらいになれば、自分の上司とそりが合わないことは気にならなくなります。

 

早め早めの報・連・相

 

「ピッパッの法則」を踏まえて、自分の上司に対して仕事の進捗を早め早めに報告・連絡・相談することが大切です。上司とそりが合わないと、話をすることが億劫になり、話し合う機会が減ります。話し合う機会が持てないと、それだけお互いを分かり合う機会も少なくなり、ますますそりが合わないように感じてしまうのです。

 

早め早めの報・連・相は、そりが合わない上司と接触する機会を増やすきっかけになります。短い時間でも構わないので、的を得た報・連・相をすることで、接触回数が増えます。上司と話す機会が増えれば、少なくとも「聞いていない」という状況は避けられますし、上司は部下が的確に仕事を進めていることを認めざるを得なくなります。

 

的確な早め早めの報・連・相を通して、上司と信頼関係を築こうとしているポジティブな自分を感じることができます。自分ができることをやれているという意識を持てることで、精神的なゆとりとなることに意味があるのです。

 

まとめ

 

上司とそりが合わないとき、自分に非があるように感じてしまい、人間関係に疲れてしまいます。転職理由の上位に「職場における人間関係」が上げられることから、その解決は簡単ではないことがわかります。

 

今回お伝えした2つの方法は、いずれも「自分ができること」を通して、相手に歩み寄り、人間関係の悪化を深刻化させないことを目的としています。

 

簡単なことではありませんが、この方法を身につけると、少なくとも「他人目線で仕事ができる人材」になれます。相手の立場に立って仕事ができる人材は、すなわち、リーダーとして資質をもった人材とも言えます。

 

さらに、自分が上司の立場であるとき、自分の部下に同じような思いをさせないでおこうという意識をもつことにもつながります。

 

上司とのそりが合わないという経験はなるべくならば回避したいものですが、経験することで得られるコトもあると思えば、少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか。