「そういえば、上司がおまえは仕事のやり方がわかっていない、と言っていたぞ。」
「なんか、やっちまったんじゃないのか?」
「まあ、しかたないね。そういうこともあるから気にしないで、がんばれよ。」
上司から自分に対するネガティブに評価されたとき、テンションがさがってしまいますよね。
45歳からのキャリアを考えるとき、自分の評価がネガティブなものであることを知ることは辛いものです。
単純に挽回するための時間的猶予が少ないということに加えて、経験年数に応じた自分の働きが期待を超えていないととらえてしまうからです。
もっとも、具体的な目標にかかわる成果について、未達であることが原因でネガティブに評価される場合と、そもそも「なにが原因でネガティブに評価されているかわからない。」ときでは、それに対する対応が異なります。
前者はひたすら実績を出すことに集中することで対応できますが、後者は対応の仕方を暗中模索しなければなりません。
もっとも、往々にして「なにが原因でネガティブに評価されているかわからないとき」は、上司の機嫌が悪かったり、上司の趣向に合わない仕事のやり方が評価の対象となっています。
端的に言うと、「上司の自分に対する悪口」に近いようなものです。
こういうとき、真面目な人ほど、「自分の行動のなにが悪かったのかな?」と悩んでしまうものです。
そんな方におすすめしたのが、今回お伝えする3つの対処法です。
【目次】
評価の対象となっている行動を振り返る
「なにが原因で」がわからないとは言え、まずは自分の行動に適切でないところがなかったか、振り返る必要があります。
自分では気づいていないことがあるのからです。
同僚に確かめてみることも一案ですが、自分と対話して確かめてみましょう。
そのうえで、適切でない行動が思いつかなければ、単に「かげ口」「悪口」の類いだと割り切れます。
悪口だと割り切って、受けながす
割り切ることも簡単ではないと思います。
まして、それを受けながすことなんて。
ただ、ここで自分で自分の立ち位置を少し高くもってみることをおすすめします。
具体的に言うと、「部下の悪口を言う上司はかわいそうな人だ。」と解釈するのです。
上司の役割は、部下の成果を最大化することに付きます。
その役割を果たしていない、あるいは、果たすつもりもない人は、上司の役割をわかっていないことを自分で主張しているようなものです。
この点で、「かわいそうな人」なのです。
自分の大切な時間を無駄に消費しないためにも、受けながしてしまうのです。
自分は決して部下や同僚の悪口を言わないと心にきめる
最後は、自分の立ち位置をより高いものと自己認識することをおすすめします。
自分は決して部下や同僚の悪口を言わないと心に決めることです。
人が嫌がることはしない、という当たり前のことを自分に落とし込むのです。
これができれば、働く人としての品格を保てます。人として、職場の雰囲気を乱すことなく立ち振る舞うと心に決めてしまうのです。
部下の悪口を言うような上司よりも自分の立ち位置は品格あるものという自己認識を創り上げることで、冷静さを保てます。
まとめ
上司から悪口を言われれば、心がざわつきます。そこで、自分を冷静に保つことが極めて重要になります。
上司の言動を自分がコントロールすることはできません。
したがって、上司の言動にかかわる自分の受けとめ方を自分でコントロールすることで、心理的な負荷を減らしてしまうのです。
今回お伝えした3つのステップ対処法がお役に立てば嬉しく思います。