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自己投資と自己運用 ~「自分軸」を確立するための3つの方法~

 新卒の就職活動が活気をおびています。

 リクルートスーツを着ている若者を見ると、一人ひとりが、自分のチカラを出し切ってほしいと、心から応援したくなります。

 

 「働き方の改革」が叫ばれるなか、社会人の働き方に対する考え方を変えていくことが求められます。これからは、時間当たり労働生産性を重視する価値観が重視される世の中になるでしょう。

 従来の時間のことは考慮せず、とにかく仕事に没頭するという働き方は通用しなくなります。高い労働生産性のもと、高い付加価値を提供できる人が評価されます。そうなると、継続的に「自己投資」しているか否かが、評価されるか否かの分岐点となります。

 「自己投資」は文字通り自分に投資することです。本を読んだり、資格取得を目指したり、コミュニケーションの取り方の勉強したり、自分の能力やスキルを向上させることに注力することが連想されます。確かに「自己投資」することは大切なことです。しかし、これからは、この「自己投資」に加えて、「自己運用」することが必要になってきます。

 「自己運用」という単語、聞きなれないことと思います。金融になぞらえれば、よくわかります。たとえば、株に投資した場合、それを運用することでリターンを期待することと同じです。

 キャリアを考えると、「自己投資」は中長期的な「自己運用」により多くの運用益をもたらしてくれます。明確な目的のもとで学び、気づき、行動することが自己運用であるため、時間を要することが「自己運用」だからです。

 

  今日は、「自己運用」を効果的に実行し、高い評価を得られる自分に体質改善するために、必要分のキャリアをつくるための3つのポイントをお伝えします。

 

フォーカスポイントをつくる

 

 情報収集するには、アンテナを立てろ!といわれます。アンテナを立てると、自分が求めている情報に関する感度があがり、量も質もレベルがあがるからです。

 フォーカスポイントとは、アンテナを立てることと同義です。そのために、目的意識が必要です。そして、その目的意識は、「やり方」を得るためのものではなく、「あり方」を得るためのものであることが望ましく、時間の使い方を意識することが必要です。

 目的意識があるからこそ、「自分軸」で自分の人生を組み立てられ、「学び」→「気づき」→「行動」というスパイラルからの成長速度が高まります。「自分軸」がしっかりと腹落ちし、行動にブレがなくなります。

 

ゴールセットする

 

 

 毎日、何をゴールにするか、自分の意思で行動することです。「計画」と「実績」を事実をもとに記録することを継続することから、「できた」理由からの「気づき」がうまれ、次のステップが何であるか、問題解決のための行動が「見える化」されます。

 成果につながるゴールを見える化することで、気づきが生まれます。フォーカスポイントとともに、質の高い気づきにつながり、成長実感を伴った「自分軸」が確立されます。

 

明日の1日をデザインする

 

 「計画」と「実績」を自分で振り返り、その結果の「気づき」を内省し、「何を変えるのか」「何をやめるのか」「何を始めるのか」という視点で行動を繰り返す。これは、「今日何をして過ごしたか」を見える化することで、自分に必要な行動を自分で決めることができます。

 

 「行動を通して現在地が確認し、その現在地から未来に向けた軌道修正する」

 

 このサイクルは、自分で自分をデザインすることです。自分とは、行動した「結果」の現れです。したがって、その「結果」を変えられるのは、他人ではなく、自分です。

「どんな結果でありたいか」が見えていなければ、変わりようがありませんが、見えていれば、変わることができます。

 

 「明日をどう生きていきたいか」という視点で、小さくてもいいので、一日のゴールを自分で決めることを通した「明日の1日をデザインする」という意識を持つことで「自分軸」が確立されます。

 

「自己投資」「自己運用」「自分軸の確立」

 自分軸の確立は、それほど難しいことではありません。自分でできることを「計画」し、その「実績」を事実ベースで記録し、「何を気づいたか」「つぎに何をするか」という、PDCAサイクルを回すことで、少しずつ、自分の体質が変化します。この体質の変化を積み重ねることが「自分軸」が確立されます。

 

 「自分軸を確立しよう!」と意気込むのではなく、毎日できることを積み重ねていくとで、「自分軸」が確立されます。自分で考えて行動することが当たり前になりますから、行動にブレもなくなります。行動にブレがなくなれば、ムダがなくなります。その姿は周囲から「自信をもって行動している」と映りますし、高い成果をあげることにつながります。

 

 そのためにも、意識的に「自己運用」することが 大切なのです。