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【上司との人間関係の悩み】悩むだけムダ?! やりすごすための3つの考え方

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45歳を過ぎると人それぞれ働き方のスタイルや価値観が固まってきます。このことがポジティブに作用すると「自分軸が完成し円熟味のある仕事」につがなりますが、ネガティブに作用すると「意固地になり柔軟性に欠く仕事」にもつながります。

 

若い頃とは異なり、上司との考え方の違いやすれ違いを自分の価値観と照らし合わせて重く受け止めがちにもなります。

 

それゆえ、45歳を過ぎたビジネスパーソンにとって、上司との人間関係の悩みは、転職を考えるきっかけになりうるものです。

 

上司との人間関係の悩みは、自分のパフォーマンスの低下を招き、自分の仕事に大きな影響をおよぼします。決して軽視してはいけません。

 

私も転職を検討し始めたきっかけは、上司との人間関係の悩みが始まりでした。仕事をしていても、無味乾燥でつまらなく、自分のキャリアが台無しになってしまったと感じてしまったのです。

 

上司との人間関係に悩みは相手である上司にも伝わります。お互いに距離感が生じると上司からの承認を得る機会も減ります。そのため、自分の仕事に自信を持てなくなり、異なる仕事環境に身を置く、つまり転職を視野に入れ始めてしまうのです。


かつての私がそうであったように、上司との人間関係の悩みがきっかけで転職を検討し始めている方は多いのではないでしょうか。


しかし、今思えば、転職という手段を取らずとも対応の仕方があったのではないかと感じることもあります。

 

組織で働くうえで、自分の上司や同僚、部下を自らの選択で選べることはほぼないでしょう。上司との人間関係に悩むことは、なるべくならば避けたいものです。そこで、本日は、「上司との人間関係の悩みを最小化する3つの○○」をお伝えします。

 

無意識に拒絶していないか

 

上司の考え方と自分の考え方が合わないと感じたとき、上司に対抗することは決して得策ではありません。

 

とくに、上司との人間関係に悩んでいるときは、上司に対する対抗心が自分の表情やしぐさ、言葉の語気に表れます。そして、ほぼ嫌な感情を上司に抱いていることが伝わっています。無意識の拒絶感が原因です。


さて、上司と部下との人間関係の問題が生じたとき、人事の立場で介入することがあります。そういう場面では上司よりも部下の方が無意識に拒絶感を示す姿勢がはっきり出ているように感じます。


まずは、自分の言動にこの無意識の拒絶感が表れていないかチェックすることが必要です。

 

拒絶感は不思議と相手に伝わり、相手も同様の拒絶感を持ってしまうことにつながります。

 

もし自分が拒絶感を表していると感じるならば、意識的にやめることをオススメします。

 

無意識であったことを意識することができれば、自分を制御でき、冷静に接することができます。


だまっていても周囲は人間関係がうまくいっていないことに気づいているものです。そういう状況においても冷静に立ち振る舞うことで、自分の存在価値を低下させないことが大切です。

 

 上司の行動パターンを理解しよう

 

「自分のことを理解してもらおうとするならば、まずは相手のことを理解することから始めよう。」と、よくいわれますが、簡単なことではありません。そもそも、考え方や価値観が違いが理解できれば、上司との人間関係に悩むことはないでしょう。


そこで、「上司を理解する」のではなくというのは、「上司の自分や周囲に対する行動パターン」を理解してみることをおすすめします。

 

たとえば、つぎのようなレベルで構いません。

 

「自分の言動について、ポジティブに接してくれるときはどういうときか?」


「どういうときに、自分に厳しく(あるいはネガティブに)接してくるのか?」


「上司の機嫌が良いときはどういうときで、悪いときはどういうときか?」

 

上司の行動を先読みすることができれば、自分を冷静に保ちやすくなり、自分を制御できます。さらに、先読みできればしっかりと準備ができます。論理的に上司と対話することも可能になります。準備が不足していると、あたふたして論理的に対話できなくなるものです。


上司も論理的な対話ができる人とは、適切に向かい合うはずですから。(もしそうでなければ、そもそも上司としての器がない人であると、自分の中で見限ってしまいましょう。そのほうが自分の内心において、優位に立てます。)

 

上司との人間関係は「外部環境要因」と捉えよう

 

上司との人間関係の悩みはパフォーマンスの低下にもつながりかねません。

 

「上司がバカだから仕事なんかやっていられない。」

 

「どうせ上司は評価してくれないだろうから、テキトーに仕事をやっている。」

 

「働くことの目的が見えなくなった」

 

こういったポジティブでない自分への言い訳をしてしまいがちです。

 

45歳を過ぎてこのような自分への言い訳をしてしまうことは、「働く」ということについて思考停止していると言えます。

 

そして、自分を制御できていない印象を周囲に与えかねません。

 

実はこれは、自分の存在価値を自ら低くすることです。

自分で自分の存在価値を低くするような行為は絶対に避けなければいけません。

 

上司との人間関係の悩みは仕事をするうえでは「雑念」となり、周囲からからは明らかにモチベーションが下がっているように見えてしまうものです。

 

上司との人間関係は、自分を取り巻く「外部環境要因」の一つであると捉えてみましょう。ビジネスパーソンとして、仕事で結果を出すことに集中するように自分を制御するのです。

 

一般的に「外部環境要因」は社外のこととして捉えますが、自分が仕事を進めるうえのこととして捉えてみるのです。

 

ビジネスパーソンとして「外部環境要因」を言い訳にして仕事で結果を出さない人材は、人材力として低く評価されてしまいます。

 

自分では変えようのない環境においても、仕事で結果を残すことに集中するように自分を制御できれば、自分の人材力は高まります。

 

上司との人間関係の悩みを、自分の人材力を高めるために活用しようというくらいの迫力を45歳を過ぎたビジネスパーソンならば持ち合わせているはずです。

 

まとめ

 

上司との人間関係の悩みを最小化するための3つの考え方をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

 

「上司を自分で選ぶことはできない」

 

わかっているけれども、そのことを受入れることは簡単ではありません。

 

もし、上司との人間関係に悩んでいるならば、今回お伝えした3つの考え方をチェックしてみて下さい。そして、3つの考え方を通して、自分の人材力を振り返り、45歳を過ぎたビジネスパーソンとしての自分の価値を自ら確かめてみることもおすすめします。

 

自らの価値を自分で確かめることができれば、「上司との人間関係の悩み」という「雑念」にとらわれることから解放されるでしょう。

 

そして、45歳を過ぎた今だからこそ、「上司との人間関係の悩み」が自分の人材力を高める機会にもなりうることを、頭の片隅に置いておいてください。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。