45歳からの年収1.5倍化プログラム

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【45歳からの転職を失敗しない】 「経歴詐称」を疑われて、転職を失敗しないために必要な〇〇の法則

 

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社会人としての経験を振り返り、積み上げてきた実績を把握することは、転職するしないにかかわらず大切なことです。

 

振り返りを通して、自分の現在地を正確に把握し、今後の社会人としてのキャリアの方向性を考えるきっかけになるからです。

 

45歳を過ぎてからの転職では、若い頃と比べて職務経歴書の重みが増します。

 

求める水準が上がるため、その人の人材力を書面で示した「名刺」として、初対面で第一印象(インパクト)を与えられる書面であることが必要です。

 

私は、仕事を通した修羅場体験に第一印象(インパクト)を与えられる価値が宿っていると考えますが、修羅場体験の体験の捉え方によっては「経歴詐称」を疑われる危険性もあるので注意が必要です。

 

転職した後に「経歴詐称」との指摘を受けると、最悪の場合、職を失いかねません。

 

「経歴詐称」を疑われて、45歳を過ぎた転職を失敗することは絶対に避けなければなりません。

 

【目次】

 

「職歴を盛る」と「経歴詐称」になるのか?

  

私は、「職歴を盛る」ということは避けるべきと考えています。

 

私に相談に来る方にも「多少職歴を盛って書くと、見栄えもよくなる」といった安易な考えで盛ろうとする方がいます。そういう場合、私は絶対「盛らないように」とお伝えします。

 

「職歴を盛る」とは、そもそも事実よりも誇張することを意味します。

 

自分の職歴を誇張することは、経歴を詐称することにつながりかねません。

 

たとえば、自分があたかも経験したかのごとく自分の職歴を盛ることは、経歴詐称に該当しかねません。

 

「わからなければ大丈夫じゃない?(つまり、バレなければ大丈夫じゃない?)」と考えないことが賢明であると、私は考えます。

 

職歴を盛ると、自分のクビを絞めることになる

 

 「経歴詐称」のうち、学歴や年齢、犯罪歴は公的証明書等を確認することで事実を確認できますが、職歴は、その人が携わった仕事にかかわる評判やなんらかの推薦状などがなければ、事実を確認することが難しいものです。

 

職歴が処遇(採用、報酬等)に与える影響が大きいことを勘案すると、「経歴詐称」が疑われることのダメージは計り知れません。

 

会社での居場所は完全に失うでしょう。

 

たとえば、

 

「私は、〇〇という仕事をサブリーダー的立場でマネジメントしてきた経験があるので、△△ができます。」という職歴を示していても、現場では「まったく使い物にならない」ということが往々にしてあります。

 

「実は、私は〇〇という仕事の補助的な仕事に携わっていたまでで、具体的なマネジメントはまったくやっていなかったんです。」という笑うに笑えないケースも実際にあります。

 

「職歴を盛る」ことは、あたかも「詐称」であるように周囲から捉えられ、自分の信頼をゼロにしてしまいます。

 

結局、自分で自分のクビを絞めることになるので、「職歴を盛る」ことは絶対にやってはならないのです。

  

STAGEの法則

 

 私は、STAGEの法則に則って自分の経歴を振り返ることをおすすめしています。

 

 自分の修羅場体験を中心に、STAGEの法則にしたがって5つの視点で掘り下げます。

 

修羅場体験は、仕事として失敗したものでも構いません。失敗体験であっても、自分で考えて行動し、その結果失敗した経験であることが望ましいと考えます。そこで得た経験に価値を見出す企業は割と多いと感じるからです。

 

STAGEの法則は、以下の5つの視点で構成されています。

 

  • Situation;どのような立場、役割で仕事に携わったのか。仕事にあたったときのシチュエーションを掘り下げる。 
  • Trouble;仕事に携わったときに生じたトラブルはどのようなものであったか
  • Action;そのトラブルに対して、どのようなアクションをとったか
  • Goal;アクションをとった結果、どのような成果(ゴール)を得たか(この成果は失敗でも成功でも構いません)
  • Epilogue:仕事を通して得たことは何か (エピローグ)

  

STAGEとは、それぞれの頭文字をとっています。

 

この5つの視点で自分の修羅場体験を整理することができれば、「再現力」を期待できる人材として第一印象(インパクト)のある職歴を示すことができます。

 

大切なことは、「事実」に基づいて整理することです。そして、その事実を通して自分はどのような人材力のある人物であるかを職歴として示すことにあります。

 

STAGEの法則に立つと、自分の職歴を臨場感を伴って表現することができるため、具体性と迫力が増すのです。

 

年齢が45歳を超えていたとしても、環境変化に臨機応変に対応し、会社業績に貢献してくれる可能性を会社側に感じさせることができればキャリア転換の可能性は広がります。

 

STGAEの法則にしたがって職歴を振り返れば、「経歴を盛る」必要はないのです。

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

45歳を過ぎて転職した後に、職務経歴書に記載した経験がなく、現場で「経験不足」が露呈すると取り返しがつかなくなります。

 

「経歴詐称」した人物として後ろ指をさされるでしょう。干されてしまう可能性もあります。

 

そういう人を採用してしまうと、会社にとってマイナスでしかありません。どこかのタイミングで退出を勧告されるでしょう。

 

自分の経歴を正しく把握し、正々堂々と示しませんか。

それができないならば、そもそも転職せず、今の会社で貢献することを積み上げていく方がよいと思います。

 

転職しなくとも、キャリアを変えることはできますから。