45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

40代で自分のキャリアに漠然とした不安を抱えている方へ その不安、自分で解消することができます。

 

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年功序列が見直されてきているものの、40代になると、部長や課長といった年齢や経験にふさわしい責任を伴う仕事に就く機会が増えます。

 

管理職のポストに就くこと自体、選抜された結果です。会社から認められた証と言えます。つまり、経営層に近い立場で仕事をすることになり、将来の展望も開けてきます。

 

しかし、管理職になると管理職ならではの悩みを抱えることがあります。それは、管理職としての限界が見えてしまうという悩みです。

 

「私はどうして経営に好かれないのだろう。」

 

「私がこれ以上認められないのは、何がいけないんだろう。」

 

「自分の仕事は、他の誰かやれる人がいれば、誰でもできるのではないだろうか。」

 

右肩上がりに出世してきた人でも、このままの状態が続きそうもないと感じ始めるとき、「このままでいいのか?」という漠然とした不安に襲われることがあります。

 

こういうとき、思い悩んでしまうと自分の大切な時間を浪費することになりかねません。また、時間だけでなく、場合によっては業績の低下を招いて、会社における自分の存在価値も危うくなります。

 

漠然とした不安に襲われたとき、自分のキャリアを停滞させないようにするには、どうすればいいでしょうか。

 

【目次】

 

「1番じゃなきゃだめ」???

 

右肩上がりに出世してきた人は、常に自分と他者を比較し自分が優位であることを大切にしてきた人とも言えます。このことは、自分をより高めようというモチベーションを喚起させますから、肯定的に捉えることができます。

 

しかし、人よりも優位であることは「自分に対する評価」という形で確認することになるため、より高くありたいというモチベーションが自分を苦しめる原因になることもあります。

 

たとえば、「他者よりも優位でありたい」という意識は、自分が切磋琢磨することにつながりポジティブな影響が想定できる反面、自分が認められたいという承認欲求が強くなりすぎるとネガティブな影響も想定されます。

 

自分が切磋琢磨することは自分の行為・行動によるものですが、自分が認められたいという承認欲求は、他者の行為・行動によって決まるからです。

 

承認欲求が満たされないとき、感情が落ち込んでしまうことがネガティブな影響です。

 

「1番じゃなきゃだめ」という意識は極端かもしれませんが、自分自身が1番であることを決めるのがか、あるいは、他者が決めるのかによって、自分に対する影響が大きく変わります。

 

自分のあるべき姿を追い求めるか、ありたい姿を創り上げるか

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 承認欲求がネガティブなものということではありません。「自分のあるべき姿」が他者によって承認される姿ならば、それが実現しないとき、ネガティブな影響につながるため、「あるべき姿」の取り扱いは注意が必要だということです。

 

たとえば、「自分のあるべき姿」が、経営に目をかけてもらっている姿、人から羨まれるポジションについている姿とするならば、それが実現できなければ、単純に「自分の現状」に満足できなくなります。

 

「自分の現状」に満足できないと、「やりたいことは他にあるかもしれない」「自分は認められないから、先は見通せない」といった現状とのミスマッチに意識が集中してしまいます。

 

つまり、ネガティブな思考回路で自分のキャリアを捉え始めてしまうのです。

 

こうなると、ますます先行きが見えなくなります。いったん「自分のあるべき姿」を追い求めることを脇に置いておくことが必要です。そして、「自分のあるべき姿」ではなく、「自分のありたい姿」に意識をもっていくということです。

 

ここでいう「自分のありたい姿」とは、自分の行為・行動によって実現できることから生まれます。

 

5年後、どういう生活をしたいか

10年後、どういう生活をしたいか

将来どういうことを成し遂げたいか

自分の人生のゴールは何か

 

こういった自分ならでのキャリア構築のあり方を掘り下げることで、自分オリジナルの課題が設定できます。つまり、「自分のチカラ」で、どのようにキャリアを切り拓いていくかということを、自分の目線で考えることができるようになるのです。

 

言い換えれば、等身大の自分と向き合うことで、自分のありたい姿を創り上げていくということになります。

 

なにから着手すればいいか

 

サラリーマンの場合、自分のキャリアを会社に任せざるを得ない状況があります。等身大の自分と向き合う機会がそもそも少ないため、自分で意識しなければキャリアを冷静に考える機会を持てません。

 

まずは自分で考えるチカラを身につけることから始めることをお勧めします。

 

自分の存在価値を構成しているものは何か

これからの自分に必要なものは何か

今の自分をよりブラッシュアップするには何が必要か

 

5年後、どういう生活をしたいか

10年後、どういう生活をしたいか

将来どういうことを成し遂げたいか

自分の人生のゴールは何か

 

こういったことを通して「考える筋力」を強化することで、「自分のありたい姿」を描くことができるようになります。

 

まとめ

 

 

自分で考えるチカラを身につけるには、つぎのステップを意識してみることをお勧めします。

 

  1. 自分のキャリアについて、自分の頭のなかで考えていることを紙に書き出す。(過去、現在をどう捉えているか、つぎにつなげるためには?といった視点)
  2. 自分の頭の中にあることを、「要するに」という視点でまとめてみる。
  3. まとめたことを意識して行動してみる。

 

「自分のありたい姿」は、自分の中で「しっかりと腹落ち」するまでに時間を要します。「しっかりと腹落ち」するまでは、自分なりに考えたことを「課題」として捉えることで、潜在的な意識が研ぎ澄まされるまで時間がかかるからです。

 

いったんまとめた自分のキャリアを見直すことも当然ありえます。

 

「しっかりと腹落ち」するためには、過去と現在を自分なりにどのように捉えるかがカギになります。

 

これらのことを、肯定的に捉えたり、意味のあることだったという捉え方ができるようになることは、試行錯誤や仮説検証の繰り返しに近いプロセスが必要だかかです。

 

40代からのキャリアを充実させるには、自分で自分を承認できるようになること、自分のチカラを迷うことなく発揮することが極めて重要です。

 

他者から承認される、認められたいという気持ちは大切なものですし、意識の外に置く必要はありません。ただ、それによって自分の感情が乱されてしまうことは避けなければいけません。

 

大切な自分のキャリア。

 

自分で認められるようになることが、漠然とした不安を遠ざけるための第一歩になります。

 

自分なりのキャリアを再構築するつもりで取り組んでみると、楽になります。