45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

なぜ、45歳を過ぎたら、自分の過去を丁寧に振り返る機会が必要になるのか。

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45歳を過ぎて、組織の中で自分が活かされていないと感じて悩んでいるならば、自分と正面から向き合う覚悟が必要です。

 

社会に出てから22年程度。65歳まで働きづけるとするならば、45歳という年齢は、サラリーマンとしてのキャリアの折り返し地点です。

 

がむしゃらに走り続け、組織から求められる成果を出すことにチカラを尽くしてきた。

しかし、ほんとうにそれがやりたいことだったのか。

他人から評価されることを意識するがあまり、自分を押し殺してきてはいないか。

自分をより活かすことができるならば、なにができるだろうか。

自分の人生をより輝かしいものにするには、今から何ができるだろうか。

 

頭の中を様々な思いが駆け巡り、自分が対峙する出来事に呼応して、往々にして自分のキャリアを肯定的に捉えたり、否定的に捉えたりするものです。

 

サラリーマンであれば、自分が思うようなキャリアを積み上げることは簡単ではありません。一人ひとりは、組織の成果を上げるための役割を担うため、時として組織の論理が優先されるからです。

 

それゆえに「自分のキャリアは人任せ」という意識を持つことは健全ではありません。「自分のキャリアは人任せ」ではあるものの、自分を活かして組織に貢献しようという意識を持つべきです。

 

45歳を過ぎたサラリーマンの方々から、「自分のキャリアは人任せ」だという思い込みに縛られすぎて、思考が停止してしまっているという悩みを多く伺います。20年以上もの時間をかけて刷り込まれた思い込みの威力は強力です。知らず知らずのうちに、「自分で決めて、行動する」という人が本来備えているチカラをそぎ落としていくからです。

 

45歳を過ぎて、この状態を放置したままにしておくと、「自分を活かしたキャリア」を創り上げるチカラが枯渇してしまいます。つまり、自分を承認するチカラ(自信)が枯渇してしまうため、惰性で生きていくことを無意識に選択していくことになるのです。

 

しかし、「自分がやりたい、ありたい、したい」ことを自分の言葉で明らかにできれば、少なくとも45歳まで働きつづけてきた人は、必ず「自分を活かしたキャリア」を創り上げられます。

 

「自分がやりたい、ありたい、したい」を明らかにして、未来を見るためには、自分の過去を丁寧に振り返る機会を意識的につくることが不可欠です。自分の過去を通して、その時々の自分の意識を客観的に振り返ると、自分が対峙してきた出来事に対する自分の感情パターンを再認識することができます。自分の感情の動き方を客観的に捉えておかなければ、自分を知ることはできません。ゆえに、自分の過去を丁寧に振り返ることが、自分の未来を創り上げることにつながるのです。

 

日常に流されてしまわずに、あえて時間を作って、自分と向き合うことが、自分のキャリアをよりよいものにするための王道となるのです。