45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【転職はあくまでも手段】 45歳から50歳までの間が勝負! 主体的な”セカンドキャリア”を創ろう!

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いわゆるバブル入社組の世代は受難のときを迎えています。

 

入社した時はもてはやされ、年功序列型の人事制度のもとで洋々たる会社人生を描けていました。しかし、2000年代初期に流行った成果主義型の人事制度の影響で、組織の階層がフラット化され、出世の目安となるポストの絶対数が減りました。

 

景気は長期間で低迷し、右肩上がりの会社人生を設計することが難しくなり、気づくと自分は45歳を超えている。残りの会社人生をどう過ごしていくか見えなくなってしまうことがあります。

 

45歳からのキャリアを考えるとき、今の会社に居場所がないと感じる転職することがその解決策になるのではないかと考えることがあります。転職は自分のキャリアを花開かせる手段になりえますが、安易に新天地に活路を見出すことは避けるべきです。その前に準備しておくべきことがあるからです。

 

その準備は、自分の職業人としての存在価値を確かめることです。これなくして、職業人としての後半戦を豊かな時間にすることはできないと考えます。

 

職業人としての後半戦をいかに有意義な時間にするかは、45歳からの自分らしいキャリアの積み上げ方にかかっているのです。

 

いずれ70歳まで働くことになるかも

  年金受給開始年齢が70歳からになるときがくるかもしれません。もしそうなると、45歳から25年は職業人として働くことになります。かつて定年年齢が55歳だったころと比べると、キャリアを考える時間軸は延びてきています。

 

私は人材力をつぎのように考えています。

 

【人材力】=(【基礎力】+【専門力】+【再現力】)×【人間力】

 

45歳を過ぎてからも求められる人材となるためには、この4つのチカラについて各々強みがあることが望ましいのです。とりわけ、経験年数を勘案すると、【再現力】と【人間力】に特長が見られると存在価値が高まります。

 

このように考えると、職業人としての後半戦に強化しておくべきことは明らかになります。今までのビジネスパーソンとしてのキャリアを振り返り、【再現力】と【人間力】に関して自分が身につけてきた強みを言語化することがその必要になります。

 

45歳からがキャリア形成の適齢期

 自分が身につけてきた強みを言語化することは、自分の「活かし場」の見える化を意味します。「活かし場」を明確化できていないと、経験した職種、業種、専門性、スキル・スペック、年収などが若年層と同程度ならば、若年層に活躍の場が開かれるでしょう。将来性や人件費の観点からもやむをえないことです。

 

つまり、【再現力】と【人間力】に特長を持つことは、自分よりも若年層と差別化をはかる点で必要になります。

 

45歳を過ぎた時点で自分のキャリアを振り返るということは、職業人として円熟期を迎えたときだからこそ、深く考察できます。自分の視点だけではなく他者とのかかわりという視点も踏まえることができるからです。

 

自分には社外でも通用するチカラが備わっているか

 

【再現力】と【人間力】は、つぎの3つの点で振り返ると見える化しやすくなります。

 

【再現力】 ⇒ ①業績をあげた経験の振り返り

【人間力】 ⇒ ②人とのかかわり方(誰に対しても公平に接していたか)

        ③組織に対して貢献した経験

 

これらの3つの視点は、自分の中に隠れている「お宝価値」を見出すきっかけになります。「お宝価値」こそが、存在価値を作る源泉になります。

 

「経験こそが価値である」と言われるように、この振り返りを通して、社外でも通用するチカラが備わっているかを冷静に見つめることが大切です。

 

まとめ

  

「そもそも、自分はどんな課題を解決するために存在しているのか」

 

45歳を過ぎたときこそ、この問いに対する自分なりの答えを見つけておくことが重要になります。つまり、自分の職業人としての存在価値を確かめることです。

 

45歳を過ぎてから仕事にかかわる環境を変えるには、相応の準備が必要になります。その準備とは、自分のチカラが社外でも通用するものであるかを冷静に見極めることです。

 

「そもそも、自分はどんな課題を解決するために存在しているのか」という答えの延長線上に、45歳を過ぎたキャリアの未来図があります。その未来図が今の会社にとどまるまたは転職するのいずれを示しているでしょう。

 

丁寧な準備をすることで、45歳を過ぎてからのキャリアは可能性が広がります。

 

あきらめることなく、主体的な”セカンドキャリア”を創りましょう!