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魂は細部に宿る。 面接で自分に主導権を引き寄せるために。たった二つの必要なこととは。

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今回は、転職の面接での立ち振る舞いについてお伝えします。

 

40歳を過ぎて転職する人でも、転職の面接では普段のチカラの7割程度しか出せないと思っていた方がいいでしょう。実際に、面接官の前に立つまで、普段どおりにできだろうと思っていても、口が渇き、頭の中が真っ白になってしまうのです。

 

冷静さを取り戻そうとしても、一度緊張の極限に達してしまうと、正常な状態に戻すことはとても難しいことです。焦れば焦るほど、伝えようとする言葉がうまく出てこなかったり、面接官の質問の意図を把握することができなくなったりします。普段の仕事のときは取引先と緊張感なく話ができる人でも、転職の面接ではまるで別人になることがよくあるのです。

 

こうなってしまうのは、「緊張」することに大半の理由がありますが、「緊張」すること以外に、「自分に主導権」を引き寄せられていないことも理由です。面接で「主導権」を握るということが想像できないかもしれません。応募者は面接官からの問いかけに応えることが求められるため、ある意味「受け身」であるからです。

 

たしかに、面接の大半の時間は「受け身」でしょう。しかし、自分を好印象にすることで、面接の「主導権」を引き寄せることはできます。人は見た目が90%とも言われていますが、「最初の印象」が良い人は「仕事ができそうな人」という好意的にとらえられる部分があります。逆に言えば、「最初の印象」が悪い人は、その後の質疑応答も「なんとなくパっとしない人」というバイアスが入って見られてしまうのです。

 

「最初の印象」によって、「自分に主導権」を引き寄せられるか否かが決まります。面接という限られた時間では、じっくり見てもらえれば「持ち味」をわかってもらえるということは残念ながら期待できないのです。

 

「第一印象」は見た目ですから、表情、服装、髪型、靴、かばん等に気をつけることが必要になりますが、それだけでは十分ではありません。

 

必要なことは、たった二つ

 

  1. 入室後、面接官の前に立ったときに、自分から自分の名前を伝えること。
  2. 面接の機会を設定してもらえたことに対する感謝を伝えられるということ。

 

あくまでも私の実感値ですが、この二つができている人は、全体の20%程度です。残りの80%の人はできていないため、面接官から名前の確認をされているのです。

 

全体の20%のなかに入ることができれば、「自分に主導権」を引き寄せることができます。面接官に「好印象」と「きちんとした人」というイメージを伝えることができることがわかっていれば、緊張も和らぎます。

 

「魂は細部に宿る」と言われます。些細なこととはいえ、意識することで他者との差別化を図ることができることで、「自分に主導権」を引き寄せられるならば、実践しないてはありません。

 

「自分に主導権」を引き寄せることで、面接の場で自分のチカラを存分に発揮することができるのです。