４０歳を過ぎると、自分の将来が見通せず不安になることがあります。定年までの年齢を考えると、自分がどのような処遇になるかは見通せますが、自分がそれに満足できるかわからないため、キャリアとライフの両面での自分に対する自信がつかめないことが要因だと考えられます。
そのため、自分を認めてもらえる場所を探したくなり、転職を考え始めたりします。
自分のチカラをほんとうに必要としてくれる会社があるならば、そこに自分の将来を賭けたくなる気持ちはわかります。実際に転職することで人生が変わった人もいますから、自分もできると思いたくなるのです。
転職を魅力的に感じたとしても、冷静になることが必要です。
冷静になるために、自分に自問自答するといいことを、一つお伝えします。
それは、自分は今の会社でどのような業績を挙げたのか？ということです。
この問いに、ズバリ自信をもって答えることができるか否かを確かめるのです。
もし、自信をもって答えることができなければ転職という選択はすべきではありません。
４０歳を過ぎて、答えられないならば転職するだけのチカラが備わっていないことを意味するからです。
むしろ、今の仕事への取り組み方を見直し、そこで業績を挙げることを考えることが、自分の存在価値を上げることにつながります。
目の前のことに集中して、自分が今できることで実績を積むことが必要です。
安易な想定で転職して失敗することがないように。
限りある時間を大切にして、自分の存在価値を自分で確かめることが、将来の不安を減らすことになります。
