通勤電車が人身事故を起こしたときは、本当に困りますね。
東京メトロに勤務している友人の話では、人身事故とのアナウンスがあったときは、ほぼ1時間は運転見合せになるとのこと。その理由は、現場検証に時間を有するだそうです。
このことを知ってから、人身事故で運転見合せになり、運転再開まで1時間を要するというアナウンスが入ったら、覚悟を決めて待てるようになりました。
先の見通しがついて、気持ちに余裕ができているからだと思います。
とは言え、予定通りに動くことができないことは、想像以上につらいものです。
仕事をする上でも、予定通りに物事が進まないと、気持ちがざわついてしまうことがよくあります。
なるべくならば、成果に影響がでないようにしたいものです。
今回は、自分ではコントロールできないことで予定通りに仕事が進まないときの対処法についてお伝えします。
【目次】
自己管理領域でできることを探す
自己管理領域とは、自分でコントロールできる範囲のことを意味します。他方、自分でコントロールできない範囲のことは、他者管理領域と言います。
どんなときでも、自己管理領域でできることを考えて行動することを意識することが望ましいです。
冒頭の通勤電車の遅延の場合、電車が動きだすまでの時間に読書したり、考えごとをしたり、生産的に時間を活用することが、それにあたります。
たんに時間が経過することをやり過ごさないということです。
普段やらないことに取り組んでみる
どうにもならない時は、良い意味で開き直り、普段やらないことにトライしてみることも一案です。
冒頭の通勤電車の遅延の場合、普段使わない路線の振替輸送をあえて使ってみることが、それにあたります。
知らず知らずに変化の少ない日常から離れてみることで、今までは気づかなかった新しい発見に出会うことがあります。
自分のパターンを壊すことが、生産的な時間を過ごすことにつながります。
あえて何もしない
先ほどと矛盾しますが、自分ではコントロールできないことで仕事が遅れているときは、自分がコントロールできる時が来るまで、あえて放置することも一案です。
やれることが限られてしまうのだから、良い意味で開き直り、何もしないということです。
一旦、リセットすることです。
実は意識しないとリセットすることはできません。その効果として、今までのやり方を見直すことができたりします。
仕事を俯瞰的にみることにつながったりするのです。
まとめ
想定外の出来事は、自分が意識したことがないことに目が行くきっかけになると思います。
そのときは、「なんだか損したな」と思うのですが、意外な発見に出くわしたりすると
想定外の出来事も良い機会だったと思えるものです。
もっとも、想定外の出来事が起きたときの事前の心構えがないと、なかなかこのような意識にはならないと思うのです。
今回お伝えした3つの対処法は、自分のキャリアに関して照らし合わせてみることができると思います。
40代からキャリアを構築する上で、自己管理領域の枠内で自分のキャリアを創り上げることは簡単ではありません。自分では想定しない出来事が続くこともあろうかと思います。
そんなとき、3つの対処法を意識してみることをおすすめします。
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自己管理領域でできることを探す
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普段やらないことに取り組んでみる
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あえて何もしない
いずれも、想定外の出来事に対する捉え方は異なるものの、「自分にできることをやってみる」という考えが根底にあります。
想定外の出来事に、ただ茫然と立ち尽くすのではなく、なんとか自分で切り拓いてみようという気持ちが重要です。
そのためにも、気負わずにできることから取り組んでみることが大切だと考えるのです。