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【人事異動】 人事異動をチャンスに変える人の3つの特長

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2018年度も3ヶ月が経過しました。1年の4分の1が終わったと思うと時間があっという間にすぎてしまうことを改めて痛感しています。

 

4月が定期人事異動の時期である会社が多いと思います。4月に異動してからの3ヶ月の間、慣れるまでに一苦労している方も多いのではないでしょうか。

 

人事異動は、個人のキャリアに大きな影響を与えます。とくに45歳を過ぎてから自分が望まない人事異動を命じられたときは心理的なショックは大きなものです。私も42歳で自分が全く望まない人事異動を命じられ、それに納得できなかった経験をしていますので、ショックによる精神的な落ち込みから回復するまでの苦悩を想像することができます。

 

しかし、人事異動は会社で働くビジネスパーソンにとって避けることはできません。人事異動を受け入れて、自分のキャリアに活かすことができれば、45歳を過ぎてからでもキャリアを切り拓くことができます。

 

人事に携わっていると、人事異動をチャンスに変える人には共通した特長があります。

 

そこで、今回は人事異動をチャンスに変える3つの特長をご紹介したいと思います。

 

【目次】

 

特長その1:最初の3ヶ月に勝負をかける

 

人事異動をチャンスに変える人は、最初の1ケ月で異動後の部署で自分が任される仕事の全体像をつかんでいます。その上で、3ヶ月目までに自分が任される仕事にかかわる過去の経緯や数値情報といった細かな定量情報を把握しています。

 

新しい部署に適応するために、まずは業務の全容把握を行い、自分の立ち位置を確認しているのです。

 

最初の3ヶ月に全力を傾けることは、そのほかにも異動後の部署における人脈形成にもプラスに作用し、異動後の信頼の基盤になります。

 

特長その2:時間コストを意識する

 

人事異動をチャンスに変える人は、時間コストを意識します。1年間の仕事の流れを把握し、そこから逆算して自分がすべき行動を自律的に考えます。1年の時間の流れを横断的に捉えます。

 

つぎに、1年の時間の流れをつくる一つひとつの仕事にかける時間を月次、週次、日次ベースで大まかにスケジューリングし、時間を当てはめていきます。

 

時間にかかわるコスト意識を徹底しているため、効率的な行動を実行しています。

 

 

特長その3:自分の経験を謙虚に伝える

 人事異動をチャンスに変える人は、異動後の部署での仕事のやり方に疑問を感じても、それをダイレクトに批判することなく、一度自分で受けとめます。その上で、自分の経験を踏まえた具体的な改善策を、相手にわかるように謙虚に伝えます。

 

異動直後に異動後の部署での仕事のやり方を批判してしまう人がいますが、この行動はおススメできません。批判的な言動は、新たに同僚となる人の「受け入れる」という気持ちを打ち消してしまうからです。

 

謙虚に伝える姿勢は仲間として受け入れてもらうためには必須なのです。

 

まとめ

 

 

人事異動をチャンスに変える人は、環境変化に柔軟に対処し、周囲と協調して自分の立ち位置を築く人です。

 

一言で言えば、敵を作らずしなやかに動く人です。

 

人事異動、いろいろ思い悩むことがあるかもしれません。しかし、どうせやるなら、自分にプラスになるようにしたいものです。

 

45歳からのキャリアを切り拓くには、人事異動を自らチャンスに変えることが大切だと、私は考えます。