45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【人事部直伝】 時間が足りないという悩みからの解放 ハイパフォーマーから学ぶ3つの〇〇じょうずとは?

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「あー、今日も一日あっという間に過ぎてしまったなぁ~。」

「けっきょく、なにをしていたかよくわからない1日だったような・・・。」

 

1日24時間は誰にも平等に与えられていますが、その使い方によって時間の充実度が変わってくるものです。そして、その時間の使い方によって、存在価値が変わります。

 

会社における在籍年数が高まれば、その分求められる成果も高まります。45歳を過ぎるとそれ相応の成果を期待されます。会社での存在価値が低くなると成果創出の機会も減り、必然的に居場所を失います。

 

「わかっているけど、なかなか時間効率を上げることができないんだよね。」という人は少なくありません。しかし、時間の使い方を意識して行動することが自分の存在価値につながるとするならば、試す価値はあります。

 

事実、会社における存在価値が高い人や転職後まもなく成果をあげる人は、共通してい時間の使い方が上手です。

 

今回は、共通してみられる上手な時間の使い方を3つご紹介します。

 

【目次】

 

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時間の使い方が上手な人は、「まかせじょうず」

 

 

どんなに要領よく仕事を進めようとしても、1人が一時に取り組めることは限界があります。マルチタスクが得意という人でも限界があると思います。

 

時間の使い方が上手な人は、「自分がすべきこと」と「他のメンバーにまかせること」を的確に分類できています。ただ単に雑用的なことを「他のメンバーにまかせること」とするわけではなく、その目的をきちんと伝えて納得を得たうえでまかせています。「まかせじょうず」とは、納得感をもって周囲を巻き込むチカラがあることを意味します。

 

これができる人は、普段から周囲とコミュニケーションをとっている人が多いと感じます。それゆえ「あの人に言われたらしかたないか。」といった具合にしぜんと協力を得ることができているのだと思います。

 

「まかせじょうず」ということは、組織マネジメントができる証拠です。45歳を過ぎたビジネスパーソンにとって、「まかせじょうず」であることは組織を率いて成果を出す再現力とそれを支える人間力があることを示しています。それゆえに、「まかせじょうず」ということが「存在価値」につながるのです。

 

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時間の使い方が上手な人は、「見積じょうず」

 

 

時間の使い方が上手な人は、好きなことよりも苦手なことから着手しています。

 

以前、私が人事の立場でハイパフォーマーへインタビューしたときにも「苦手なことほど先に取り組む」という人が多かったと記憶しています。その理由の多くは、苦手なことは期待される成果を出すためにも時間が必要となるから、ということでした。したがって、「先送りクセ」のある人は皆無でした。

 

時間の使い方が上手な人は、時間配分の見積が上手だと感じています。無意識に逆算的に仕事の進め方を組み立てるように時間配分の見積をしているのです。このことは、日常の業務でも先を見通して行動するチカラがあることを示しています。

 

直近の仕事についての見通しができないビジネスパーソンに、中長期的な仕事にかかわる見通しができるとは考えられません。それゆえに、「見積じょうず」ということが「存在価値」につながるのです。

 

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時間の使い方が上手な人は、「朝時間をじょうずにつかう」

 

時間の使い方が上手な人は、自分が自由につかえる時間を創り出しています。

 

朝時間はゴールデンタイム(朝の1時間は午後の2時間に匹敵する)といわれるように、考えを発散したり、まとめたりするためには最適の時間です。一日の始まりをクリエイティブなことから始めることで、その後の仕事も格段にはかどります。

 

会社でもエグゼクティブほど朝早くに出勤しているのは、自分がひとりで考える時間を意識的に設けていると言われています。ビジネスパーソンとして「存在価値」を示すためには、自分のアイデアをもとにオリジナリティーある提言が不可欠です。

 

「朝時間をつかう」ことで自分の考えをまとめて、それをもとに成果を創出することが、45歳を過ぎたビジネスパーソンとして一目置かれるきっかけになります。

 

「朝時間をじょうずにつかう」ことが、「存在価値」につながるのです。

 

まとめ

 

 

「まかせじょうず」「見積じょうず」「朝時間をじょうずにつかう」の3つは、いずれもハイパフォーマーのビジネスパーソンに共通してみられるビジネススキルだと私は認識しています。

 

いずれも誰でも意識すればできることのように感じます。実際、これらができているビジネスパーソンにインタビューしてわかったことは、「習慣化するまでは意識して行動した」ということがでした。そして、習慣化するまで何度も試行錯誤したようです。

この試行錯誤に表れるように、簡単そうに感じられることを継続することは簡単ではありません。

 

継続できるからこそ、ビジネスパーソンとして再現力を証明でき「存在価値」につながると、私は考えます。

 

45歳を過ぎてからのキャリアを考えるとき、自分がふだんどのように時間を使っているかという点も振り返ることが有効です。今回ご紹介したハイパフォーマーのビジネスパーソンに共通してみられる3つのビジネススキルを少しずつ意識していくことが、自分の「存在価値」を築く基礎になります。

 

45歳からのキャリアを広げるためにも、少しずつ試してみることをおすすめします。