45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

45歳からのキャリアを前向きに考えよう! 「やりたいこと」を実現するための5つの条件

 

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「仕事のやりかたにはこだわりたい」

「納得いく完成に近づくまで、やりつづけたい。時間がかかっても。」

「自分のこだわりをもった仕事に、今すぐ就きたい。」

 

仕事をするときに、自分のこだわりを持つことは責任をもって取り組む姿勢につながる大切な意識です。この意識を備えている人は、「職人的」な存在として、組織の中でもリスペクトされることが多いです。

 

社会人経験を重ね45歳を過ぎると.、自分の進みたい方向が見えてくることがあります。そして、自分の流儀としての「こだわり」を大切にしたくなるものです。

 

しかし、「こだわり」に囚われてしまうことで、自分の「やりたいこと」に近づく可能性を小さくしてしまうことがあります。

 

その結果、「こだわり」を活かせる仕事に巡り会えず、悩んでしまう人がいます。

 

自分の「こだわり」とどのように付き合えば、45歳からのキャリアが広がるでしょうか。

 

1.「こだわり」をもつことの意味

 

自分にとって「こだわり」とは何でしょうか。

 

辞書によると、つぎのように書かれています。

 

(1)ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。

(2)物事に妥協せず、とことん追求する

(3)つかえたりひっかかったりする。

(4)難癖をつける。けちをつける。

 

ここでは、「こだわり」を(2)のなかの「とことん追求する」という部分は当てはまりますが、(1)から(4)の意味はポジティブな印象を必ずしも受けません。

 

「こだわり」は、自分が積み重ねたキャリアの集大成、自分の存在価値の源泉、自分なりの責任等として現れるとき、自分のキャリアにポジティブに働きます。しかし、どうやら「こだわり」には、ポジティブな側面とネガティブでない側面の両面があるようです

 

2.「こだわり」をもつことによって失うこと

  

「こだわり」は、自分の好奇心や持続する力が伴うからこそ成り立つものです。

 

他方、「ちょっとしたことを必要以上に気にする」「物事に妥協せず」「つかえたりひっかかったりする」「難癖をつける、けちをつける。」といった「こだわり」は、ネガティブな印象を受けます。

 

ここで、「こだわり」を前向きにさせるための条件を3つご紹介します。

 

その3つの条件は、柔軟性、楽観性、冒険心です。

 

柔軟性とは、他人の意見をよく聞くこと

楽観性とは、くよくよし過ぎないこと

冒険心とは、健全なリスクをとり失敗を恐れないこと

 

これらの3つの条件が伴わないとき、「こだわり」によって自分のキャリアが広がる可能性が小さくなります。

 

たとえば、自分のキャリアが思うように描けていないとき、

 

他人の意見に耳を傾けることができないと、軌道修正できない。

思うようにいかず、くよくよすると、良い展開にならない。

失敗を恐れて自分の枠から飛び出さないと、今のままで変化は訪れない。

 

といったことが起こりうるのです。

 

「こだわり」をもつときに、これら3つの条件である「柔軟性」「楽観性」「冒険心」を兼ね備えなければ、自分のキャリアの可能性を失います。

 

自分の殻に閉じこもってしまいキャリアが停滞してしまうからです。

 

3.最終的に「なに」を実現したいか

  

「こだわり」を活かすためには、「どのように」「いつ」といった視点をもって、自分のキャリアを描くことが重要になります。

 

具体的な実現までのプロセスを描くことです。

 

そのためには、自分の「こだわり」とは何かということと、最終的に実現したいことを自分の言葉で言語化しておく必要があります。

 

言語化できれば、「今」の現在地と「最終的」な目的地のプロセスが見通せます。仮に、「今」は「こだわり」を活かしたキャリアでなかったとしても、「今」を最終目的地に向かう一里塚として捉えることができれば、「柔軟性」「楽観性」「冒険心」を持つことができます。

 

もともと「こだわり」の中に「好奇心」「持続性」の2つの条件が備わっているならば、5つの条件が揃うことで45歳からでもキャリアはどんどん広がります。

 

4.まとめ

 

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キャリアが停滞している人から相談を受けるとき、「こだわり」が行動に制限をかけていると感じることが多いです。

 

自分の「こだわり」が他人から評価されなかったり、「こだわり」によって他人に厳しくなり周囲と調和がとれなかったり、「こだわり」によって孤独感を感じたりして悩んでしまう人が多いということです。

 

今回、お伝えした5つの条件は、クランボルツ博士が提唱する「計画的偶発性理論」に基づくものです。

 

「好奇心」(Curiosity)

「持続性」(Persistence)

「柔軟性」(Flexibility)

「楽観性」(Optimism)

「冒険心」(Risk Taking)

 

キャリアの8割は予想しない出来事のつながりによって決まるものであり、偶発的な出来事をつなげるチカラ次第で、キャリアも人生も豊かになると考えます。

 

「こだわり」は、偶発的な出来事をつなげるチカラを阻害してしまうかもしれないのです。

 

「こだわり」を大切にすることは、とても重要なことです。

 

そこで、「こだわり」には偶発的な出来事をつなげるチカラを阻害する副作用があることを理解しておくことが大切になります。

 

5つの条件を意識していれば、いままで気づかなかった仕事や出来事が「こだわり」を活かす機会とつながっていると感じるはずです。

 

偶発的な出来事を、自分のキャリアの展開につなげる機会(CHANCE)になるはずです。

 

「こだわり」の捉え方を変える(CHANGE)ことが(CHANCE)になるのです。

 

Gの角が取れれば、CHANGEがCHANCEに変わります。

 

変わることは、チャンスにつながるので、是非、意識してみてください。

 

45歳からでも、キャリアは必ず開けてきます!