「このままの状態を望んでいるわけではないんですよ。」
「よい会社があれば、転職することは決めています。」
「ただ、なかなか時期が見定まらないんです。」
転職について、相談を受けるとき、転職したいと思っていても、思うように話を進められていないことで悩んでいる方がいらっしゃいます。
大手企業が早期希望退職を募っている昨今、45歳を過ぎてからのキャリアに不安を感じる方がいらっしゃいます。その多くは、20年以上の社会人経験の活かし方が見えていません。
それが見えていれば、冒頭のような悩みは格段に少なくなります。
しかし、その前に、自分のキャリアをどのように変化させたいのかを明らかにしておかなければいけません。
そのためには、なにはともあれ、期日を決めることが最重要です。
期日とは?
期日には2種類あります。
(1)内定を得て、転職活動を終える期日
(2)内定が無くても、転職活動を終える期日
冒頭の悩みを持つ多くの方は、期日の決め方が曖昧であることが往々にしてあります。
漠然と「転職したい」と考えている方が多いということです。
期日を決めずにいると、「先送り」することがデフォルト設定されてしまうというネガティブな影響が生じます。それゆえに、自分に対してつぎのような言い訳をしがちになってしまうのです。
「いつか、自分に合った会社が見つかると思う。」
「転職エージェントからの紹介案件が、自分にフィットしていない。」
「このまま、ずっと転職活動しているような気がする。」
時間というリソース
転職は、自分の人生を転換させる一大イベントです。まさにキャリアチェンジ。
それゆえに、45歳を過ぎると、転職することに慎重になることは当然です。
しかし、キャリアを転換させるか否かにかかわらず、時間は流れていきます。その意味において、45歳を過ぎると、時間を味方にしないと、時間という有限のリソースを失ってしまいます。
自分に残された時間を意識すると、流れに身を任せてしまうことが得策でないのです。
まとめ
今日お伝えした2つの期日を意識することのキメリットは2つです。
「なぜ転職したいのかを再考する」
「自分が講じる打ち手を明確にする」
期日を決めることで、キャリアチェンジしたい自分か、あるいはしたくない自分かを見極めことができるからです。
自分の内心に正直に向き合い、その答えがキャリアチェンジすべしであったならば、自律的に打ち手を考えられるからです。
どうしても参加したい講演会があったならば、参加費用を確保したり、予定を工面したり、聞きたいポイントを整理したりするように。
45歳からの転職を考えるとき、期日を意識して決めることが最重要です。
まずは、「いつ」を決めることから始めて見ませんか?
本日も、お読みいただきありがとうございました。
追伸
明日からは、2つの期日の取り扱い方をお伝えしていきます。