45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

なぜ、45歳を過ぎたら、予期せぬキャリアの分岐点に備えなければならないのか。

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近い将来、定年は65歳が一般的となり、70歳まで雇用が継続されるような世の中に変わることが想定されています。働く機会が増えることは歓迎されることかもしれませんが、その環境は大きく変わっていることでしょう。

 

AIの活用が進めば、「働く機会」そのものが少なくなることからも、そのことは明らかです。

 

たとえば、ユニクロのセルフレジ。会計用のデスクの上に、商品をカゴに置くだけで、瞬時に会計を完了させてしまいます。

 

今までは、人の手を介して、会計していたことが機械で簡単に済むようになってしまっているのです。

 

これに類する動きは、身近なところで目にすることが多くなりました。

 

スーパーマーケットでの会計。客が精算機で商品代を支払う仕組みを導入している店が増えてきました。

 

レジ係が商品を目で確認しながら金額をレジスターに打ち込んでいた時代を知っている身としては、その変化に驚きと郷愁を覚えてしまいす。

 

サラリーマンとしての働き方も大きく変わることでしょう。ありとあらゆる仕事が、今のままではなくなるはずです。

 

私の専門領域の人事については、今とは確実に変わるでしょう。

 

たとえば、社会保険や労働保険、給与計算といった人事の定型業務。これらは、ほぼ機械化されるはずです。

 

人事の手続業務一筋に20年やっている人は相当ピンチです。そのポストは、遅かれ早かれ、不要なポストになるからです。仮に定年が延長されたとしても、自分が担える仕事が会社に無いということが容易に想像できます。

 

そうなると、世の中で、自分に適した仕事を見つけること自体が、かなり難しくなります。

 

旬の時期を過ぎてから、厳しい環境を目の前にして、あらためて自分ができることを探し始めても、「時すでに遅し」です。

 

厳しいことを言うようですが、これが現実です。

 

変化は、突然目の前に訪れます。それも、予期しないタイミングで。

 

45歳を過ぎたら、「自分が将来どういう人生を歩んで行きたいのか」を、自分に余力のあるときに考えることが必要です。

 

ポイントは、「余力のあるとき」です。

 

45歳を過ぎた時点で、突然に予期せぬキャリアの分岐点が目の前に現れたら、「余力」は一気になくなります。目の前の変化に対応することに集中しなければならないからです。

 

「余力」がない中で、変化に対応することはとても難しいことです。おそらく、右往左往し、自らが望むキャリアを歩めないでしょう。

 

なぜ、45歳を過ぎたら、予期せぬキャリアの分岐点に備えなければならないのか。

 

その理由は、「自分が将来どういう人生を歩んで行きたいのか」という思いに近づくためです。

 

そのためには、「余力」のあるときに、自分のキャリア観を捉えておくことが必須なのです。

 

具体的なキャリア観の描き方は、明日以降、お伝えしたいと思います。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。