部下マネジメントに真剣に向き合うためには、部下を知る前に、上司である自分を知ってもらうことが大切です。
そのためのポイントは、「上司である自分の自己開示」です。
hiratsukacareer.hatenablog.com
「上司である自分の自己開示」は、部下が上司と接するにあたり安心・安全を感じてもらうために必要なことです。
上司はどういう人物であるのか?
当然のことですが、部下はそれぞれの感性に基づいて、自分の上司を仕事を通して人物評価します。それは、「仕事」の側面のみを捉えたものであることが多く、「仕事」以外の側面からの評価は含まれていないことが往々にしてあります。
ゆえに、自分を知ってもらうには、職場で見せる自分とは別の自分を知ってもらうことが大切になるのです。
共感ポイントを創る
職場で見せる自分とは別の自分を知ってもらうためには、自分のありのままをさらけだすことが必要になります。
上司にとって、このことはハードルが高く、最初の一歩を踏み出すには勇気がいると思います。
勇気をもって一歩踏み出し、自分のありのままをさらけだすと、部下との間で、共感ポイントを創ることができます。
上司の自己開示に必要なこと
共感するポイントを数多く創るには、自己開示の絶対量が必要になります。
しかし、何をテーマに自己開示すればいいのか、迷いどころです。
そこで、部下と共感ポイントを創るために効果がある4つの質問をお伝えします。
具体的には、つぎのとおりです。
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もっとも充実感を感じた出来事やもっとも印象に残っている出来事は何か
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もっとも嫌だった出来事やもっとも辛かった出来事は何か
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自分が経験した修羅場(自分の器を大きくした経験)は何か
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なにも制限がないとするならば、やりたいことは何か
4つの質問を自分にするときに、「プライベート」で経験した出来事を思い浮かべてみることが重要です。
言うまでも無く、人は、公私ともに様々な経験を積んで日々生活しています。部下に普段は見せない「プライベート」で経験した出来事を見せることで、部下は仕事以外の上司の価値観を知ることができます。
ゆえに、4つの質問の答えを丁寧につくることが必要になります。
まとめ
上司の自己開示すると、部下は安心安全を感じやすくなります。
そのプロセスは次の通りです。
部下に、上司が自己開示する
部下が、その上司の自己開示の中から共感する出来事を知る
共感できる出来事を知ることで、上司と接する距離感が縮まる
距離感が縮まることに意味があります。
近しい関係性を創ることが、部下マネジメントの最初の一歩になるからです。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
【参考記事】
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