45歳は、ビジネスパーソンとしての転換期です。
ゆえに、自分が会社で評価されていないのではないか、という思いに端を発して転職を考えはじめることはよくあることです。
キャリアチェンジの相談を受けたり、転職の面接を会社側の立場で行っていると、転職活動がうまくいっていない人に共通していることが手に取るようにわかります。
もし、あなたがキャリアの分岐点にいて、転職を考えはじめているならば、今日お伝えする3つのことはきっと参考になるはずです。
話が長い
話が長いということは、口ベタではないとも言えますので、一概に悪いとは言えません。しかし、この話が長いというクセは、転職活動がうまくいっていない人に共通しています。
要するに、何が言いたのかわからない。
自分と対峙している相手は、このことを痛烈に感じてしまうのです。
やっかいなことは、話が長いということに気づいていないことにあります。むしろ、熱意をもって、相手と対話しているという感覚すら覚えてしまっていたりします。
相手思いが足りていない
このクセをもっている人は、「自分をアピールする」ことに注力しすぎる傾向があります。
「私は、〇〇という経験とスキルを持っています。だから、ぜひ働かせてください。」
「年齢と経験を踏まえて、新しいことにチャンレンジしていきたいです。」
長く話しているものの、話を聞く側はこの程度の理解しかできないのです。
話の要点がぼやけてしまっていることにつきます。そして、この話の要点がぼやけてしまっていることは、相手が何を求めているかを理解していないことに原因があります。
相手と自分との距離感、空気感を瞬時につくるには、話を聞きたいと思わせる場づくりがなによりも求められます。
自分の熱意と勢いだけでは、うまくいかなくて当然です。
350文字を意識する
たとえば、初対面の人と会話するときに、3分間話を聞き続けることと、3分間話をし続けることを比べてみましょう。
相手への興味の度合いによりますが、3分間話を聞き続けることは、3分間話をし続けることと比べると、時間の経過を感じる度合いが違います。3分間話をしていても、それほど時間が経過していないと感じますが、3分間話を聞き続けていると「いつ終わるかな?」と感じてしまうものです。
対策は一つです。それは、長くても1分を目安にするということです。
1分で伝えられる情報量は、350文字。
350文字を意識して話を組み立てることができれば、伝える内容がおのずと研ぎ澄まされます。
まとめ
転職の面接で落ちてしまう人に共通するクセは、「話が長い」ことです。
それゆえに、自分が伝えたいことを端的にまとめて伝えることに原因があるかもしれません。
自分のコミュニケーションスタイルを見直すことを試してみることをおすすめします。
本日も、お読みいただきありがとうございました。