【初めての転職】「40歳を過ぎて、初めて転職を考えるときの心構え」の連載第3回目。今日がこの連載の最終回です。
40歳を過ぎて、初めて転職を考えるときにオススメしていることを2つご紹介しました。
一つ目は、「転職によって、得られることと失うことを紙に書き出すこと」。
二つ目は、「自分を知る」。
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最後にお伝えすることは、「自分に対するシンプルな質問」です。
実は、「自分に対するシンプルな質問」が転職を考えるときのキモになります。
なにを質問するか
人は質問されると答えたくなるものです。
たとえば、「自動車運転免許の返納制度について、どう考えますか?」と問いかけられたとします。この場合、自分が明確な答えを持ち合わせていなかったとしても、脳が自動的に自分の考えとしての答えを探し始めます。
転職を考えるときも、同じです。
適切な答えを導くためには、適切な問いが必要です。
どういう質問がよいのか
私が43歳の時に初めて転職を決断したとき、この適切な問いに対する答えを出せませんでした。
それも、適切な問いの存在を知っていたにもかかわらず、です。
その結果、どうなったか。
転職直後に、転職に失敗したと感じ、後悔の念に悩まされました。
適切な問いは、実にシンプルです。
「それで、自分は、どうしたいの?」
これだけです。
シンプルすぎて、驚かれたかもしれませんね。
でも、シンプルがゆえに奥が深いのです。
「それで、自分は、どうしたいの?」に答えるには、必要なことがあります。
自分が主体的かつ自律的なキャリア観を持っているということです。
仮に、適当にごまかして答えられたとしても、自分の心の中で、本当にOKサインを出せていなければ、そのわだかまりを自分は感じるはずです。
わだかまりがない状態で、「それで、自分は、どうしたいの?」というシンプルな問い」に間髪いれずに答えられなければ、転職することをペンディングにするべきです。
かつての私のように、転職したことを失敗したと感じる可能性が高いからです。
まとめ
間髪いれずに答えられるということは、覚悟が決まった状態です。覚悟を決めるためには、そのための根拠となる基礎が必要です。
それゆえに、「転職によって、得られることと失うことを紙に書き出すこと」と「自分を知る」は、適切な決断には必須になるのです。
適切な判断には、適切な根拠と冷静な判断が必要です。
この連載が、40歳を過ぎた初めて転職を考えるヒントになるならば、とても嬉しく思います。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
(お知らせ)
セミナーを開催します。ブログの記事だけではお伝えしきれないことも、たくさんお伝えする予定です。ご参考までにお知らせします。
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