今週のお題「人生最大の危機」
最近、高齢者の暴走事故のニュースを目にするたびに思い出すことがあります。
それは、「アクセルの踏み間違い」は、ほんとうに無意識に起こってしまうことがあるということです。
あれは、社会人3年だったでしょうか。
夏休みに北海道まで自動車で旅行に行きました。
じぶんの車で、東北道を上り、青函連絡船に乗り、函館、札幌、小樽、道東を一周し、最後の宿泊地である登別の宿に着いたときのことです。
夕方に到着し、宿の駐車場に車を駐車しました。
しかし、少しだけ車が斜め駐車してしまっていたので、微調整をしようと車を動かしました。
少しだけ前に出し、運転席のドアを開け、半身になって後ろを見ながら、車をバックさせようとしたところ・・・。
確認しなかったことが・・・
ペダルを踏み込んでいる実感とともに、「グゥィーン」という鈍い音。
つづいて、「グシャーン」という大きな音。
これらが一瞬のうちに折り重なり、車はものすごい勢いでバックしたのです。
その瞬間、頭は真っ白。何も考えられませんでした。
どのくらいの時間が経過したか覚えが定かではありませんが、茫然としていたじぶんを取り戻し、車から降り、状況を確認しにいきました。
今だに思い出すだけでも、鳥肌が立つのですが、私はブレーキペダルを踏むつもりで、アクセルペダルを踏み込んでしまっていたのです。
ほんの少しだけ、車の位置を微調整しようと、半身になって運転したこと
ブレーキを踏むつもりで、左足でペダルペダルを操作しようとした際に、その足をアクセルペダルに置いてしまったこと
普段、ブレーキペダルを左足で操作していないので、チカラの加減をあやまってしまったこと
なによりも、確認をしなかったこと
一瞬の出来事から、我に返ったときに、大いに後悔したことを今でも覚えています。
背筋が凍ると、言葉がでてこない
車は太い鉄製の柱にぶつかって停車しました。車のちょうど真ん中にあったことも幸いでした。車は不格好でしたが、走行することができたからです。
しかし、こういう背筋が凍る出来事を体験すると、その後、言葉が出てこないのです。
同行していた友人も、私の様子がおかしいことに気がつきました。
「どうした?」
問われても、顔が引きつるじぶんがいたことを覚えています。
「・・・・」(無言の私)
ようやく、背筋が凍る出来事を話せたのは、夜寝る間際でした。
人は、(私だけかもしれませんが)、背筋が凍る思いをすると、言葉は出てこなくなるものなのだ、ということを初めて経験したのでした。
当たり前を大切にする
夏休みになると、かならず、この出来事を思い出します。
不格好になった車で北海道から無事に帰ってこれたことは幸いでしたが、想定外の出費に、またまた背筋が凍る思いをしたのです。
そのときにかぎって、車両保険を契約しておらず、車の修理代に35万円もかかってしまったのです。。。
安全確認は当たり前のことです。それを怠ったがゆえに、背筋が凍る思いと背筋が凍る手痛い出費を経験してしまったのです。
当たり前のことを大切にする。この出来事以降、とくに車の運転をするときは、肝に銘じるようになりました。
因果応報か・・・
実は、この話にはもう一つオチがあります。
車は新車で購入したのですが、その際、ディーラーに値引きをしてもらいました。
その金額は、なんと35万円。
そうです、修理代の35万円と同額です。
偶然とは言え、なんとも切ない気持ちになりました。
モノを購入するときは、それに見合った対価をきちんとお支払しないといけないんだ。
そうしなかったことを、この背筋が凍る出来事は私に教えてくれたんだ。
因果応報
「当たり前のことを大切にする」と同時に、正当な対価を支払うことの大切さも同時に体験したのでした。
まとめ
普段、私は、45歳からのキャリア再構築をテーマにしたブログを投稿しています。
今日は、はてなブログの【今週のお題「人生最大の危機」】に初挑戦してみました。
せっかくなので、私が投稿しているテーマと関連することをまとめに書きます。
45歳からのキャリアを考えるとき、大切にしたいことが3つあります。
-
じぶんにとって、当たり前のことは何であるか
-
その当たり前のことがじぶんにとってプラスになっているか、マイナスになっているか
-
その当たり前のことを、これからキャリアを積み上げていくときに持ち続けたいか
当たり前を今一度、ゼロから見直してみるということです。
じぶんのキャリアを変えたいという思いがあるならば、積み上げてきたキャリアを再確認してみることを、つよくおススメしています。
本日も、お読みいただきありがとうございました。