45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【人生の残り時間】 自分に残された時間は何時間あるか、自分は何を大切に生きていくかを問う。

 

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私が大切にしているキャリアに関する理論は、計画的偶発性理論です。

 

この理論を知るきっかけになった有名なスピーチがあります。それは、2005年6月12日のスタンフォード大学の卒業式で、アップルを創業したスティーブ・ジョブス氏のスピーチです。

 

Connecting the Dots (点をつなぐ)という話に、私はひきこまれました。

 

自分が経験した出来事の一つひとつに意味がある、というスピーチは、キャリアの展望が見えていなかった私が希望の光をつかむきっかけになったからです。

 

今日、ふと、このスピーチの原稿を読んでみたくなりました。

 

読書に関する勉強会で、原書購読の大切さを再確認したせいかもしれません。

とにかく、もう一度、スピーチを聞き、その原稿を確かめました。

 

そして、Connecting the Dots 以外に気づいたことが2つありました。

 

今日は、そのことをお伝えしたいと思います。

 

立ち止まらず、動くことの大切さ

 

ジョブス氏は、自分がアップル社を追い出され、新たな会社を立ち上げるまでの物語を語ったなかで、自分が仕事を好きであったことを再確認した、と語っていました。

 

アップルを追い出されたとき、砂を噛むような思いをし、しばらくの間、何もできない状態が続いた後、自分が成し遂げてきた仕事を愛していたことを、” I still loved what I did.”と表現していました。

 

そして、

 

”So keep looking until you find it. Don’t settle.”

 

と語っていました。

 

私の意訳ですが、氏は自分がのめり込むことが見つかるまで探し続け、立ち止まるな、ということを伝えたかったのだと感じました。

 

立ち止まらず、動き続けることの大切さ。

 

自分のキャリアの先行きが見通せなかったとしても、立ち止まらず、動き続けることで、何かが見えてくる。

 

このスピーチを聞いて、あらためて、主体的かつ自律的に行動することで、キャリアの先行きは見えてくるということを確信しました。

 

死について

 

ジョブス氏は膵臓がんを患い、自分の死を実感したそうです。

 

これも、私の意訳ですが、死は、誰もが逃れることができないものであるが、それは新しいことを生み出すイノベーションでもある、とジョブス氏は語っていました。

 

そして、自分の人生を生きることの大切さを伝えてくれています。

 

 ”Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”

 

このことを音声で聴き、原稿で読んで、私はつぎのことに気づきました。

 

「人生の残り時間をどのように使うか、しっかり考え、自分の心の声に従おう」と。

 

まとめ

 

自分のたった一度の人生を、自分のやりたいように生きることができれば、この上ない幸せを感じると思います。

しかし、現実の世界では、そうはいかないことの方が多いものです。

 

それゆえに、あらためて、自分自身に次のような問いを投げかけてみました。

 

  1. 自分に残された時間のうち、本当に自分のためだけに使える時間は何時間か
  2. 自分は何を大切に生きていこうとしているのか
  3. 様々な制限があるなかで、自分のあり方をどのように持ち続けようとしているのか

 

45歳からのキャリアを考えるとき、自分の人生の残り時間をしっかりと把握しておくことは極めて重要なことだと、あらためて再認識しました。

 

もっとも、暗くならずに、おもしろおかしく自分の人生(キャリア)をデザインする気持ちが必要になると考えます。

 

そのためには、自分に関する情報をしっかりと振り返ることが必要だと感じました。

 

2年前に編纂した、自分史を久しぶりにじっくりと読み返してみました。

 

自分が辿ってきた一つひとつの経験に、ムダなことはなかったと、しみじみ感じています。

 

多くの人が、人生の残り時間を、前向きに考え、自分の人生(キャリア)をおもしろおかしくデザインしていけるように、自分ができることをしっかりと考え、実行していきたいと、あらためて感じています。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。