じぶんのキャリアを主体的かつ自律的に築いていくためには、3年後のじぶんを見据えることが大切であることをお伝えしました。
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3年後のじぶんを見据えることは、すなわち、3年後の目標を設定することです。
計画的偶発性理論、社会人としての自分史、じぶんの人材力を通して、じぶんを因数分解することができれば、じぶんのキャリアパターンを認識できます。
じぶんのキャリアパターンを認識できれば、想定しえない将来の出来事にもしっかりと対応することができます。
しかし、気をつけなければいけなことは、じぶんのキャリアパターンを認識することに満足してしまうことです。
じぶんの過去と現在をしっかりと捉えることができると、それで「わかった気」になってしまうからです。
結果として、じぶんのキャリアを主体的かつ自律的に再設計することはできません。ただ、「あ~なるほど、じぶんって、こういう人だったんだ。」ということを認識するだけで終わってしまうからです。
小さな微調整
3年後のじぶんのありたい姿を目標として設定することは、じぶんとの対話を経て、じぶんの将来を選択するためのプロセスそのものです。
言うまでもなく、人生は選択の連続です。
じぶんのキャリアを主体的かつ自律的に再設計することは、ある意味、「じぶんに正直になること」を目指すスタートラインに立つことだと、私は考えます。
じぶんのミッションや、しごとに対する価値観に基づき、「こうありたいじぶん」に向けて、小さくてもかまわないから行動を変えていく、そして、良くなる方向を選択し続けることです。
したがって、3年後のじぶんを見据えた目標を設定した後であっても、良くなる方向を選択し続けるために、小さな微調整が欠かせなくなるのです。
選択に欠かせない【本質を見抜く】問い
3年後のじぶんを見据えた目標を設定する際に、「こうありたいじぶん」は、本心から出てきたことであるか、を意識することが大切だと、私は感じています。
本心からという意味は、文字通り、ウソ偽りなく、じぶんの心の底から感じたことであるか否かを問うということです。
本質を見抜くことは簡単ではないと思います。
それゆえに、小さな微調整を加えながら、将来のじぶんのキャリアを変えるべく、小さな挑戦と意図をもったトライ&エラーを重ねることで、3年後のじぶんのありたい姿を形づくることをおススメしています。
まとめ
このような行動は、じぶんの価値観を「それは、ホンモノか?」という問いを通して刷新しつづけることだと、私は考えます。
「それは、ホンモノか?」とじぶんに問いかけることの先には、じぶんのキャリアを主体的かつ自律的に築き上げるという目的があります。
目標は、文字通り、標(しるべ)です。目的である的(まと)に到達するための標(しるべ)なのです。
意図を持ったトライ&エラーを重ねることは、
「じぶんの過去と現在を知り、将来にむけて意図をもって動くこと」
であると、考えます。
私のメンターから、これに近いことを聞いたことを思い出します。
「知覚動考」=「ともかくうごこう」
↓
「とも(知)かく(覚)うご(動)こう(考)」
やみくもに動くのではなく、意図をもって考えて動くことが、じぶんのキャリアを主体的かつ自律的に築くために欠かせないと、私は考えます。
したがって、3年後の「こうありたいじぶん」を目標設定することは、意味があり、遠回りだけれども、近道であると私は信じています。