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転職直後に自分のチカラの無さを感じたときの3つの対処法

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転職して間もない頃に痛感したことがあります。

 

自分のチカラは、会社と言う看板があったからなんだな、ということです。

 

転職した直後は、組織のなかでの自分の発言力や存在感はリセットされます。自分が今まで培ってきた社内の人脈もゼロになります。

 

こういうとき、自分のチカラの無力さを感じてしまうものです。

 

しかし、自分の環境を変えるとき、それに適応するまでの間は、違和感を感じやすくなっていると思えば、そう悲観的になることもない、と私は考えます。

 

そこで、今日は転職直後に自分のチカラの無さを感じたときの3つの対処法をお伝えしたいと思います。

 

現場を知る、仲間をつくる

 まず最初に取り組まなければならないことは、「転職先の会社が困っていること」の把握です。どんなことに困っているか、自分の視点で探りあてて、困りごとの具体的な解決策の提示するのです。

 

ただし、いきなり自分の持論を持ち出して、「あるべき論」を主張することは避けるべきです。積極的に現場とかかわりを持ち、自分が立てている仮説との整合性をすり合わせていく行動が必要になります。

 

転職先でうまくいかない人は、現場を知ろうしません。

 

前職での経験や流儀をもとに仕事を組み立てようとせず、現場で働いている人とのつながりをつくりながら、困りごとへの解決策を組み立てていくのです。

 

自分の足で現場を知る行動を取り、自分と現場(転職先の新しい仲間)との共感ポイントを探しだすことがポイントになります。 

  

圧倒的な貢献をする

 

現場を知り、共感ポイントを踏まえて提案する際、とにかく自分の経験・スキルを使って貢献することに意識を集中する必要があります。

 

転職後6ヶ月間は、損得考えずに行動することが大切です。もし、転職直後に違和感を感じているならば、転職後6ケ月を過ぎたあとでも構いません。小さなことから行動してみることです。

 

精神論的ですが、この期間を正念場ととらえて、小さな成果をたくさん積みあげる行動をがむしゃらにやることが大切になります。

 

ただし、がむしゃらにやると言っても、意図をもって行動することが大切です。

 

「なんのために」を考えながら、行動するということです。

 

一つのヒントがあります。それは、会社の基礎的な数字情報をインプットすることです。転職した後であれば、リアルな会社情報にアクセスすることができます。転職前と比較すると、想定していたことと異なる実情を把握することもできるでしょう。

 

そういう気づきをもとに、自分の貢献できることを考え、周囲に示していくのです。

 

転職先でうまくいかない人は、報酬との見合いを考えて仕事量をセーブしたりします。前職の流儀をもとに、自分が設定した制限の枠内で仕事に取り組んだりもします。

 

信じられないかもしれませんが、実際にそういう人を何人も見てきました。

 

転職後6ヶ月間で、自分の経験・スキルに加え人脈も活かして、周囲が圧倒されるくらいの貢献(なんとか役にたとうという意識と行動を積み重ねること)は、転職先の会社での信頼を得る土台につながります。

 

現場を知り、職場での信頼を得ることができる人は、転職先でもうまくいく人になります。

 

キャリアの方向性を再確認する 

 

転職先でうまくいく人は、環境変化の適応力が強い人です。いろいろな変化を受けとめ、一つひとつの出来事を自分のチカラで意味あるものとしてつなげる人ともいえます。


そのためにも、自分のキャリアの方向性を認識できていることが大切です。

 

自分が転職先の会社に貢献することと、自分のキャリアの方向性がマッチしているか。
今後、自分はどうありたいと考えているか。
自分のありたい姿を、自分の言葉で語ることができるか。

 

このように自分のキャリアに準備ができている人は、環境変化にも柔軟性をもって対応することができます。

 

転職先でうまくいかない人は、ひょっとすると、自分のキャリアの方向性が見えなくなっているだけかもしれません。

 

もともと環境への適応力がある人でも、自分のキャリアの方向性が見えなくなると、適応力を失うものです。環境変化に柔軟に適応できないと、孤立してしまう可能性も出てきます。そういう状況を回避するためにも、自分のキャリアの方向性を再確認することは大切なことだと、私は考えます。

 

まとめ

 仲間をつくり、圧倒的な貢献をするための小さな行動を積み重ねる。

さらに、自分のキャリアの方向性を再確認する。

 

転職直後に自分のチカラの無さを感じたときは、この3つの対処法を試してみると、うまくいく可能性が高まります。

 

3つの中で、とくにおススメしたことは、「仲間をつくる」です。

 

仕事は一人で完結できるものではありません。必ず共に協働する人が必要です。

「仲間をつくる」ことは、会社のなかでの存在価値を築くための第一歩です。

 

雑談をしてみる。

一緒にランチに行ってみる。

共通の話題を探ってみる。

一緒にタスクに取り組んでみる。

自分で対処できないタスクの場合、正直に支援を求める。

 

こういった小さな試みを繰り返してみると、「仲間をつくる」ことができます。

 

転職直後に自分のチカラの無さを感じたとき、是非、試してみてください。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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【参考記事】

  (1)計画的偶発性理論とは??5つの視点とは??

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 (2)計画的偶発性理論の5つの視点:好奇心とは?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 (3)計画的偶発性理論の5つの視点:持続性とは?

hiratsukacareer.hatenablog.

 

(4)計画的偶発性理論の5つの視点:楽観性とは?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

(5)計画的偶発性理論の5つの視点:柔軟性とは?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

(6)計画的偶発性理論の5つの視点:冒険心(リスクテイク)とは?

hiratsukacareer.hatenablog.com