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【親の介護の悩み】 介護疲れの悩み どうして自分だけが・・・と思った時の対処法

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適切な表現ではないのですが、親の介護には自分の時間を消費する場合が多々あります。


私の場合、土曜日、日曜日に実家に戻り親の介護をしていますが、それなりに時間を使っています。

 

自宅と実家の往復に1時間30分、実家に戻り洗濯や掃除に30分、食材の買出しに移動時間も含めて60分、食材を冷凍保存するためのラッピングに30分、といった具合で、少なくとも3時間30分は介護にかかわる諸作業の時間に費やされている状況です。

 

2年近く経つと習慣化しますので、それほど苦痛に感じることはなくなってきましたが、自分の仕事が忙しくなったり、自分の家族との時間が取れなくなったりするときの感情コントロールにはアタマを悩ませることが往々にしてあります。

 

自分が自由に使える時間に制限があります。それが場合によっては「介護疲れ」につながります。

 

気疲れや身体的な疲労は、徐々に蓄積されます。感情を上手にコントロールしないと、「被害者意識」を抱えてしまいます。

 

「被害者意識」とは、「どうして自分だけがこんな苦労をしないといけないんだ。」というネガティブな感情です。

 

介護は自分ひとりでできるものではなく、ヘルパーさん、訪問看護師さん、デイサービスのケアスタッフさんといった支援があって成り立っていることはアタマでは理解できます。

 

親から感謝されていることも、アタマでは理解できます。

 

しかし、自分の時間を費やして介護にかかわる諸作業に携わっていると、ふとしたときに、「被害者意識」をもってしまうことは、致し方ないこととも思えるのです。

 

このようなことで悩んでいる方のヒントになればと思い、今日は私が試している対処法を2つお伝えしたいと思います。

 

 

割り切る

 

親のQOLを考えると、いろいろと手を尽くしたくなります。それは、時として完璧にやらなければ、という意識につながります。

 


完璧主義に陥ると、限られた時間の中で対応できないことも出てきてしまい、「できない自分」を感じてしまいかねません。

 

「あれもやっておいてあればよかったけど、時間がとれなかった・・・。」


「でも、自分の仕事も立込んでいるから対処のしようがないし・・・。」

 

といったジレンマを感じやすくなるということです。

 

私はこのようなジレンマを感じたとき、よい意味で「割り切る」ことにしています。

 

効率的に時間を使おうとして計画を立てても、必ずしも計画通りにはいかないこともあります。

 

「割り切る」とは、「できるときに、できることをやる」という意識を持つということです。

 

「できるときに、できることをやる」ことができれていれば、自分にOKサインを出すことができます。

 

おのずと「被害者意識」も小さくなります。

 

受け流す

 

親の介護をしていると、親から要望が出てくることがままあります。

 

「今日は、○○したい。」
「□□してくれないかな。」

 

こういう要望がでてきたとき、なんとか叶えてあげたいと思うものです。 

 

この気持ちと完璧主義が重なり合うと、心理的な負荷が高まり、「被害者意識」も大きくなったりします。

 

私は、このようなときは、よい意味で「受け流す」ことにしています。

 

 

「受け流す」と小さな罪悪感も出てきてしまいますが、要望をすべて叶えることは難しいですし、なにより、自分が休めなくなります。

 

自分に休息がなければ、しっかりとケアすることができないから、受け流す。

 

こんなように意識を捉えなおしてみると、「被害者意識」は小さくなります。

 

まとめ

 

「できるときに、できることをやる」をモットーに、「割り切る」ことと「受け流す」ことをうまく使うことで、追い込まれた気持ちが小さくなってきました。

 

親の介護と冷静に向き合うことができるようになってきたのです。

 

そうなると、「自分が幼い頃に親は愛情をもって接してくれたのだから、今はこどもの自分が愛情をもって接しよう。」という本来の気持ちを再確認できるようになります。

 

この気づきは、自分のキャリア形成と照らし合わせてみることもできると、私は考えます。

 

キャリア形成で困難と対峙したとき、「割り切る」「受け流す」を意識することで、今の自分にできることとできないことを峻別し、できることに集中するという意識を持つことができるようになるからです。

 

今の自分にできることと正面から向き合うことは、簡単なようで難しいことです。

 

しかし、「割り切る」「受け流す」という視点を持ち合わせることで、今の自分にできることと正面から向き合うことができると、私は感じています。