45歳を過ぎると、親の介護で悩みを抱える人が多いのではないでしょうか。
責任ある役割を担う機会が増える時期に、親の介護が重なると、身体的にも精神的にもストレスを感じざるをえません。このような状態が続くと、親の介護のみならず、自分の生活のリズムが狂うようになるおそれがあります。
いささか飛躍しすぎかもしれませんが、自分の生活のリズムが狂うということは、自分のキャリアの見通しも狂うことにつながりかねません。
つまり、親の介護と自分のキャリアの両立は簡単なことではありません。
しかし、見方を変えれば、親の介護という経験は、自分のキャリアにプラスになることもある、と私は考えます。
「何か自分のキャリアに役立てることはないだろうか?」という視点をアタマの片隅に置いておくことで、気づくことがあるからです。
親の日常生活が気になる
高齢者を狙った特殊詐欺事件(オレオレ詐欺等)が一向に減りません。
私の場合、親が独り暮らしをしているので、親がそのような事件に巻き込まれたりしないか、という不安を常に抱いています。また、家のなかで倒れたりしていないか、財布を落としていたりしないか、等々心配事は尽きません。
最近はスマホと連動した室内カメラがあるようですから、インフラを整備できれば少しは心配事も減るかもしれません。
しかし、いくら気をもんでも、心配しているような出来事を完全になくすことはできまないものです。
結局、親の日常生活は気になるものです。
心配しないためにできること
いくら気をもんでも、心配しているような出来事を完全になくすことはできないわけですが、心配しないためにできることがあるのではないか、と考えました。
気づいたこと、と言っても、あたりまえのことなのですが、
(子である)自分からコンタクトをとるようにする
です。
1日1回、電話で連絡をとるようにしたところ、親の声を通して、親の様子を伺い知ることができるようになりました。
今日はなんとなく元気がなさそうだ。
今日は言葉に覇気があり、元気そうだ。
小さなことかもしれませんが、コンタクトをとることで、親の様子を把握できることで、心配事が減ってきました。
受け身でないことの大切さ
受け身であるかぎり、心配事がいつ起きるか不安な気持ちを抱き続けてしまいます。
大げさな表現ですが、自分からコンタクトをとることは、自分から心配事を減らすという自立的な行動だと思います。
自立的な行動は、自分のありたい姿に近づける行動ではないか、と気づきました。
そして、自分のキャリアについても、同じことが言えるのではないか、ということにも気づいたのです。キャリアに不安なことがあるならば、その原因を探ることで、不安の程度を軽減できるということです。
まとめ
自分のキャリアにも応用できる経験を親の介護を通して体験できるならば、悩みを軽減できると、私は感じています。
コンタクトを自分からとるようにすることは、自立的な行動そのものです。
自分のキャリアに対しても、自立的にかかわるようにすることができれば、不安な要因を減らすことができるのではないでしょうか。
昨日のブログでお伝えした「記録することの大切さ」と併せてみると、
自立的に自分のキャリアと向き合う
↓
不安な要因を見つける
↓
それを紙に手書きする
↓
自分の状態を冷静に捉える
↓
自分がどうありたいかを認識できる
というポジティブなサイクルにつながるのではないでしょうか。
「自分からコンタクトをとる」という自立的な行動が、親の介護と自分のキャリアを両立させるヒントをくれた、と感じています。
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