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人事異動に納得できない自分と対峙する方法

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4月の人事異動で新しい職場で仕事を始めた人から相談を受けました。

 

「なんでこんな異動になるのか。自分は全く評価されていないとしか思えない。」

 

誰しも自分の存在を認めてほしいという承認欲求はあるものです。

 

大きな仕事、目立った仕事をしているわけではないけれども、確実に誰かがやらなければならない仕事に日々向き合い、奮闘してきた。

しかし、そのことが報われず、何でも言う事を聞く「便利屋」のように思われている自分が悔しくてならない。

 

こんな思いに悩まされての相談でした。

 

悩みの原点は?

 

悔しい思いを一瞬でかき消すことはできないと、私は思います。

悔しいという思いを持つことは、自分は自分なりに努力してきたからこそ感じるものだと言えるからです。

 

人事異動に納得できないという思いの多くは、自分が認められていないことへの不満とも言えます。

 

私も、人事異動に納得できなかった経験があります。

 

42歳のときの人事異動で、思いもしなかった部署への配置転換を経験したときです。

 

結局、その人事異動が原因で転職することになったほど、納得できない人事異動のもつパワーは大きいものだと実感しています。

 

今振り返ると、人事異動に納得できなかった理由は、自分の仕事への向き合い方が自己中心的であったと捉えています。

 

すなわち、「自分は努力している。成果を上げている。」という思いは「自分」だけのものであり、その先にある他者とのかかわりを踏まえていなかったように思うのです。

 

それでは、何をすればいいのか。

 

私の経験をお伝えします。

 

私の場合、認められていないという感情が、自分のプライドが傷ついたと感じていたのだと思います。

 

自分のプライド

 

これはとても大切なものです。それゆえ、私は自分のプライドにこだわりがありすぎたのです。

 

人事異動の悩みの原点は、自分のプライドだったのです。

 

前に進むためのヒント

 

私に人事異動の悩みを相談した人にも、このことを伝えました。

 

彼は、「この先何をやればいいのだろうか??」と問い返しました。

 

その問いに、私はこのように答えました。

 

「プライドを保つためにも、今できることを確実にやることが大事ではないか。」と。

 

人事異動の悩みを抱えると、パフォーマンスが落ちてしまいます。その結果、ふがいない自分をより感じることになり、ますます悩みが深くなります。そして、人事異動が悪かったんだという意識が強くなり、悩みがより増強されるてしまいます。

 

小さなことでも構わないから、今できることを確実にやること。

 

これが前に進むためのヒントだと、伝えました。

 

まとめ

 

科学的な根拠はありませんが、誰かが自分を見てくれているものです。

前に進む姿を誰かが見てくれていて、それを評価してくれているものです。

 

人事異動に納得ができず、前に進まないと、「ふてくされている」人物というマイナス評価につながります。

 

悩みを抱えながらも前進している姿は、人の心を動かすと、私は信じています。

 

その姿こそが、キャリアを広げるきっかけになります。