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【社会人としての自分史(感情編)】 書類選考を勝ち抜く職務経歴書の書き方 <3日連続企画の1日目>

 

 

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「職務経歴書をどういう風に書けばいいか迷っています。職務経歴のまとめ方が要領を得なくて・・・」

 

転職活動中の46歳のTさんからこのような相談を受けました。

 

40歳代の転職市場が活性化しているものの、45歳を過ぎると転職市場は厳しい状況にあります。そのため、書類選考を通過するためには職務経歴書の完成度が重要になります。

 

一般的に職務経歴書では自分の職歴を総括し、自分の人材力と貢献ポイントを伝えることを重きをおきます。そのため、作成にあたってはビジネスパーソンとしての足跡を丁寧に確認することが重要になります。

 

職務経歴書の書き方で困っている場合、この確認プロセスが大雑把である場合が往々にしてあります。社会に出てから全ての仕事(職歴)について総括することは大げさに感じてしまうため、ビジネスパーソンとしての足跡を確認していない場合が多いと感じています。

 

Tさんのお困りごとにお答えすべく、職務経歴書を書くうえで、留意すべきことを今日から3回に分けてお伝えしていきます。 

 

まずは、すべて書き出してみる

  

「社会に出てからの自分の職務経歴をすべて洗い出し、手書きで紙に書き出してみる」

 

このことに着手していない人は割りと多いと感じています。自分の直近の職歴については詳しく確認しているものの、10年、20年前の職歴については在籍していた会社名・部署名だけにとどまっている場合が多いのです。

 

職務経歴書の書き方で困っているならば、まずは「社会に出てからの自分の職務経歴をすべて洗い出し、手書きで紙に書き出す」ことから始めましょう。

 

在籍していた会社名、部署、職務の内容を在籍年数をもとに整理していきます。このとき、事実を丁寧に整理することがポイントです。自分があげた成果は社会に出てからの自分の職務経歴をすべて洗い出したあとで振り返ります。

 

手書きで紙に書き出すことがポイントです。紙に書き出すとき自分の手を動かします。紙に書くことで脳が活性化され忘れていた記憶を思い出すことがあるからです。

 

すべて紙に書き出したら、それを一度俯瞰してみてください。そして、そのときに感じたことを箇条書きでも構わないので、同じように紙に書き出してみましょう。

 

たとえば、こんな感じです。

 

「今思えば、入社3年目の経験が今に活きているな」

「あのときの苦い思い出が今も克服できていないな」

「自分の気持ちが乗っているときは、上司と相性がいいときだな」

 

感じたことを整理する

  

職歴を俯瞰してみたときに感じたことは、社会人としての自分史を総括して「ビジネスパーソンとして、どういう経歴であったか」を示しています。

 

「今思えば、入社3年目の経験が今に活きているな」

「あのときの苦い思い出が今も克服できていないな」

「自分の気持ちが乗っているときは、上司と相性がいいときだな」

 

これらを総括し、ビジネスパーソンとしての自分をあたかも第三者的に評価してみます。

 

社会人になったとき、まさか人事の仕事を生業にするとは思ってもみなかったけれども、与えられた仕事を一生懸命取り組んでいたら、どんどん仕事が増えてきて、新しい役割も与えてもらった。

 

新しいことに挑戦することが楽しくなってきたのはこういう経験があるからだな。やり方を教わることはあまりなかったけれども、自分なりに工夫することで道筋をつけてきたな。

 

嫌味なこともたくさん言われたけれども、人の感情の動きに敏感になれたな。あのときの経験が実は今のキャリアにつがなっているな。

 

こういう具合に、自分に語りかけるように評価してみると実感がわきます。

 

ストーリー仕立てにするイメージです。こうすると社会人としての自分史をよりリアルに感じることができます。

 

まとめ(1日目)

 

職務経歴書を書くにあたって、自分のキャリアを広い視野で捉えることが大切になります。

  

キャリアを振り返るにあたり、つぎの2点を意識することがポイントです。

 

(1)紙に手書きすること

(2)自分に語りかけるようにストーリー仕立てにする

 

45歳を過ぎた転職活動では、自分のキャリアをいかに深みのあるものであるかを伝えることが重要になります。このことは書類選考を勝ち抜く職務経歴書のみではなく、面接対策にも効果があるものです。

 

少し遠回りしているように感じられるかもしれませんが、自分のキャリアを俯瞰し丁寧に確認することが良い結果につながるものなのです。