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【失敗しないミドルの転職】 「期待はずれ人材」にならないための自分に投げかける2つの質問

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転職して間もない頃は、周囲の環境に慣れるまでに一定の時間を要しますが、45歳を過ぎた転職ではそうも言ってられません。

 

早ければ1ヶ月月、遅くとも3ヶ月までには、周囲と信頼関係を築けていることが必要です。

 

「転職組」に対する期待が大きければ大きいほど、期待はずれだった場合は、自分の居場所を失います。第一印象が9割と言われるほど、周囲に与えた印象は、後々残るものです。

 

45歳を過ぎた転職で、「期待はずれ人材」になることは、なにがなんでも避けなければいけません。どうすれば、「期待はずれ人材」にならずにすむでしょうか。

 

【目次】

 

1.面接のときの意気込みがなくなってしまったときの質問

 

正社員採用の場合、採用面接の印象では勢いがあったものの、転職した後はその影すら見えなくなる人がまれにいます。

 

45歳を過ぎた転職で、かつ正社員採用なら早々簡単に解雇されることもないと高をくくっているのかもしれません。あるいは、転職後に失敗をして失点(バツ印)をつけられたくないのかもしれません。

 

いずれにしても、面接の印象と入社後の働きぶりにネガティブなギャップが生じることは避けなければいけません。こういう人材を人事部の視点で捉えると、「自分を偽っていた人」というマイナス評価につながります。周囲も同じように評価してしまうでしょう。

 

転職後は、環境が大きく変化するため、思うようにいかない場面が多いはずです。その思うようにいかないことが自分の行動に制限をかけてしまい、結果としてネガティブなギャップになることは往々にしてあることです。

 

そういうときは、転職を志したときの「思い」に、今一度立ち返ることが必要ですが、そのために役に立つ「自分への質問」がありますので、紹介します。

 

「この会社を使って自分はどうなりたいか。この会社をどう使いこなすか?」

 

「会社を使う」とは上から目線な表現ですが、転職後の会社をスポーツのコーチと捉えてみると違和感は少なくなります。

 

転職後の会社が自分のコーチであるならば、自分の価値を最大化するためにコーチを思うぞんぶん使い倒すでしょう。コーチからの質問やフィードバック、そして、自分の行動にかかわる承認を得ながら、自分が最大のパフォーマンスを発揮しようとするはずです。

 

「プロフェッショナル」としての意識をもって、フィールドの中で、自分がどう動きまわるのか。

 

転職後の会社で、自分の動きが鈍くなってきたと感じたとき、初心を思い出し、自分の動きを活発にさせるために、この質問は効果があります。

 

2.転職後の自分のキャリアに自信が持てないときの質問

 

45歳を過ぎて、ようやく転職できたけれども、なんとなく先行きが見通せなくなり、自分のキャリアに自信が持てないと嘆く人がいます。

 

転職後の会社が自分の想像していた会社のイメージと違っていたり、自分の経験やスキルを新しい仕事にすぐに反映できなかったりすると、自分のキャリアに自信が持てなくなります。

 

そうかと言って、すぐに転職するわけにはいきませんので、早く自分のキャリアを花開かせたいという焦りも生じて、自信を喪失する機会が増えたりします。

 

自信を喪失すると自分の殻に閉じこもり、「ひきこもる」ことにもつながりますし、最悪の場合はメンタルに支障をきたすことにもなりかねません。

 

自信を喪失しかけているときは、自分の行動に問題があると考えることが必要です。失敗を恐れたり、自分の無知をさらけ出したくないという思いが先行して、自分の行動に制限を加えていることがよくあるからです。

 

たとえば、自分への評価を意識しがちになっていることが原因で目の前の仕事に集中できてない可能性があります。そういう時に効果的な「自分への質問」を紹介します。

 

「自分は会社に貢献しているか?」

 

転職後の会社に貢献するには、「自分を最大化させ、自ら動く」ことが必要です。

「貢献しているか?」という自分への質問が効果的な理由は、それを通して、自分が転職したことの目的をもう一度思い出すことができるからです。思い出し、「なぜ、この会社を転職先に選んだのか」ということを再確認できます。

 

おそらく、自分のキャリアを長いスパンで捉えて、冷静になれるはずです。

 

冷静になれれば、転職後の会社でうまくやっていけます。

 

まとめ

45歳を過ぎた転職者は、即戦力として会社に貢献できる人材としてみなされています。それゆえ、自分へのプレッシャーを相当感じることとでしょう。

 

かつて43歳で転職した私は、「あれ?ちょっと自分のイメージしていた転職と違うな?」と感じ、転職を繰り返すことができない「後に引けないプレッシャー」を感じて身動きがとれなくなった経験があります。

 

端的に言うと、冷静さを失ってしまったのです。

 

今回ご紹介した「期待はずれ人材」にならないための自分になげかける2つの質問は、「自分」との対話を通して、自分の冷静さを取り戻すことに効果があります。

 

冷静さがあれば、的確な判断ができます。そうなれば、45歳を過ぎたミドルの転職が失敗する可能性は低くなります。

 

自分のキャリアを大切にするためにも、今回紹介した2つの質問を参考にしてみてください。