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草食系部下をマネジメントする3つの対処法

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40代になると部下のマネジメントで、思わぬ時間を取られて悩んでしまうことがよくあります。

 

とくに、指示されないと動かない草食系部下をどのようにマネジメントしようか困っている人は多くいます。

 

自分から決して意見は言わない
自分でジャッジメントしない
失敗を極端に恐れる
指示されればやるけれども、自分から動こうとしない
人の提案に対して、「できない理由」を挙げることが得意

 

部下の年齢にかかわらず、このような態度で接してこられると、気持ちもざわつきますよね。

 

そこで、今回はそんな気持ちのざわつきを抑えるための対処法をお伝えします。

 

【目次】

 

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特長を把握する

 

第一の対処法は、この特長を把握することです。


意見は言わないものの、指示されれば想定通りのアウトプットは出してくれますし、厳しい指示にもめげることなく対応してくれる場合もあります。

 

しかし、自分を否定されたと感じたときは、思考停止してしまいます。基本的に争いごとを避けたがる傾向があるからです。


自分から仕事に関する提案をして、その提案を却下されることを避けることにつながるので、指示されるまで動かないという安全策を選択しがちです。 

 

興味を持たせる

 

第二の対処法は、興味関心を持たせることです。

 

草食系は、自分の興味のある分野については掘り下げて探求しますが、それ以外の分野には距離を置く傾向があります。指示待ちになりがちなのは、興味がないことが原因であると考えられます。

 

仕事は、興味のないことであっても、取り組んでもらわないといけないことは多々ありますので、そのことが原因で指示待ちになるならば、正さなければいけません。

 

仕事の目的を伝えることと近しいのですが、興味を持たせるきっかけを与える働きかけを意識することが重要です。興味を持たせることができなければ、せめて関心を持たせるような働きかけが必要です。

 

少し厳しい働きかけになりますが、前向きに取り組まないと自分のキャリアに傷がつく可能性があることを伝えると、自分を否定されないように関心を持つようになるかもしれません。


試行錯誤の部分が大きいのですが、試してみる価値はあります。 

 

提案するメリットを感じさせる

 

第三の対処法は、提案するメリットを感じさせるです。

 

草食系は、自分を否定されたくない気持ちゆえに、前に出ようとしません。したがって、自分が動き、その結果としての業績を実感する機会をあまり多く持てていないとも言えます。

 

そこで、成功体験させる機会を設けるように働きかけることが必要です。

 

小さなことでもいいので、興味や関心のある分野の仕事を任せ、自分の考えで仕事を組み立ててもらうきっかけをつくることが、地道ではあるものの有効であったりします。

 

草食系は、自分の成功パターンをつかむと、想定以上に伸びる可能性があります。もともと、自分の興味のある分野については掘り下げて探求することが得意だからです。

 

成功パターンをつかむことで、提案するメリットを感じさせることができます。

 

最初は、提案することで得られる自分へのメリットを感じさせることから始めてみることをおすすめします。この段階を経て、徐々に自分だけではなく、自分が所属する組織(部、課、チーム等)へのメリットを感じさせることにつながるようになることが理想的です。 

 

 まとめ

 

そもそも、草食系とはなにか。


「なるべく自分を否定されず、波風立てず仕事をしたい。


でも、がんばっている自分を認めてほしい。」
こういう傾向のある人を、草食系ととらえて、対処法をお伝えしました。

 

40代ともなると、多様な人間関係をマネジメントする役割を担います。 共にはたらく仲間を自分が選ぶことは、なかなかできません。
ゆえに、与えられた人材を活かすことが必要になります。

 

40代で存在価値のある人材になるためには、草食系に代表される 人たちを上手に動かす術を身に付けることで、他より一歩抜きん出る人材になることができます。