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45歳からの転職 転職した会社で認められる必勝法

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2017年8月27日発行の日本経済新聞で、2016年度の転職者数が306万人となり、45歳以上が3分の1以上を占めるという記事がありました。300万人を超えるのは8年ぶりで、45歳以上の転職者には、即戦力・管理職という役割に需要があるとの内容でした。

 

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 

人事の現場にいると、確かに人手不足を痛感します。たとえば、派遣社員の確保では、業績好調な企業が高単価で人員確保するため、高い能力を持つ派遣人材を集めにくくなっています。

 

たしかに、40歳を過ぎてからの転職は10年前と比較するとしやすくなっています。自ら主体的に、年齢にかかわらず新しい世界に挑戦することは歓迎すべきことと思います。

 

せっかく挑戦したからには、転職した会社で認めてもらいたいものです。

 

そこで、今回は、転職した会社で、認めてもらうための必勝法をお伝えします。

 

【目次】

 

1.「ではのかみ」にならない

 

 

即戦力や管理職として期待されていると、前職での経験を随所で披露したくなります。

 

そこで、悪気はなく、「前の会社では」「私の経験では」など、前職の経験したできごとを「では」という言葉で伝えてしまいます。

 

いっぽう、それを聞いた社員は「さめた」印象をもつことが多いです。

 

「うちの会社と、あなたのいた前の会社は違うんですけど・・・」

「あの人、空気よめていないんじゃない?」

 

「ではのかみ」とは、悪気がなく「では」を多用する人のことです。

 

「ではのかみ」の何が問題かというと、フォロワーを創れないということにあります。

 

フォロワーを創れれば、仕事がしやすくなります。

 

ですから、もし「ではのかみ」になりそうになったら、自分の頭のなかで「ではのかみ」を完結させることが大切です。

 

そして、自分の経験をうまく伝える術を考えるのです。

 

2.「できごと」ではなく「考え方」を伝える

 

 

そもそも、45歳を過ぎた転職者に組織は何を期待しているのでしょうか。前の会社で経験した「できごと」を伝えることは期待されていないはずです。

 

求められていることは、与えられたタスクに対して、自分なりに課題を設定して、自分なりの答えを導きだすこと、そして、その考え方を組織に伝えることではないでしょうか。

 

成果をあげ、その成果の出し方(考え方)を伝える。

 

組織に新しい人材を迎え入れることは、新しい考え方を注入して、今までの考え方に刺激を与え、化学反応につなげることで、イノベーション(革新)を生み出す。

 

45歳を過ぎた転職者には、イノベーションを生み出す人材であることです。

 

もっとも、転職面接のときには、期待できる人材として採用しても、思うようにチカラを発揮できないケースもあります。

 

職務経歴書に業績を「盛って」書いていて「化けの皮がはがれる」ケースがそれにあたります。職務経歴書を正直に書かないと、結果的に不幸になってしまいます。

 

3.まとめ 

 

人事として転職者と接していると、「なぜ?」という疑問から前例を疑うも、組織に軋轢がなるべく生じない配慮をして改革を実現する人は、存在感が出てきます。頼りがいがある人材となるからです。

 

意外に思われるかもしれませんが、転職をあたかも人事異動で部署が変わったことと同じように捉えている転職者もいます。(職務経歴書に業績を「盛って」書かれていることを適格に見抜けなかった採用する側の失策ですが・・・。)こういう人は、そもそもチカラがなかったわけですから、存在感を失っていきます。

 

「なぜ?」という問いを持ち続けることが、転職した会社で認められる必勝法です。

 

「なぜ?」から転職した会社の裏情報も含めた見えない情報を得ることができます。

「なぜ?」から転職前の経験と収集した情報を掛け合わせて自分のオリジナルな考え方を生み出せます。

「なぜ?」から転職した会社でフォロワーを見つけることができます。

 

そして、「なぜ?」から転職した会社で自分の居場所を見つけることができるのです。