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「考えがまとまらない」にさようなら 書くマインドフルネスによる脱出法

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マインドフルネスという概念を耳にしたことがありますか?

 

最近、GoogleやYahooなどが企業研修に取り入れていて、ニュースのトピックスにも取り上げられています。

 

働き方改革に注目が集まるなか、マインドフルネスは、集中力アップや生産性の向上、リーダーシップという点で働く人の内心に安全安心領域を創るという効果も期待されています。

 

最近、私は、マインドフルネスの実践を始めました。

 

当初、マインドフルネスは座って瞑想する座禅に近いものと思っていました。

 

しかし、必ずしも座って瞑想する方法だけではないことを最近知りました。

 

歩きながら行うマインドフルネス

字を紙に手書きするマインドフルネス

 

こういった動的なマインドフルネスもあるのです。

 

歩きながら行うマインドフルネスは、なんとなくイメージできます。

 ゆっくりと歩みを進めて、気持ちを落ちつかせることで実践できそうだとからです。

 

一方、字を紙に手書きする方法で、本当にマインドフルネスを実践できるかイメージできませんでした。

 

気が散ってしまうように感じたからです。

 

ただ、マインドフルネスを実践し始めてから、仕事中に瞑想する方法を探していたので、一度挑戦してみることにしました。

 

【目次】

 

1.3つの質問と書くマインドフルネス

 

 

やり方はいたって簡単です。

 

つぎの3つの質問をそれぞれ一問ずつ4分間、ひたすら心に浮かんだことを書き続けるのです。

 

  1. 私がベストな状態のとき、私は・・・
  2. 私の強みは・・・
  3. 私がほんとうに大切にしていることは・・・

「・・・」にあたる部分を、書き続けることが書くマインドフルネスです。

 

書き方は、どんな書き方でも構いません。

 

単語、文章、漢字、ひらがな、かたかな、なんでも大丈夫です。

 

ひたすら書き続ける。

 

アイデアが思いつかないときは、

 

書くことがない

ない

うかばない

頭が真っ白

 

を書く。

 

とにかく書き続けることが大切です。

 

試してみると、書き続けることは意外に難しいことを体感します。

 

思いつくことがないと、手が止まるからです。

 

「ない」、と書き続けることに無意識に抵抗する自分がいるからかもしれません。

 

ただ、「ない」「ない」、と書き続けると不思議とアイデアが浮かんできます。

 

ポイントは、とにかく書き続けることです。

 

2.書き続けることの効果

 

 

3問各4分間、合計12分間という短い時間を終えて、紙に書いたことを読み返すと気づくことがあります。

 

私の場合は、つぎのような結果でした。

 

最初の質問「私がベストな状態の時、私は・・・」で出たアイデアは全部で75。そのうち「ない」は54。(「ない」はアイデアが浮かばないときに書いたコトの数です)

第2の質問「私の強みは・・・」で出たアイデアは全部で74。「ない」あ55。

第3の質問「私がほんとうに大切にしていることは・・・」で出たアイデアは全部で33。「ない」は7。

 

質問への答えやすさを考慮しなければいけませんが、最後の質問には、あたまがクリアな状態で書くことができたため、「ない」の数が減ったのだと感じました。

 

手を動かし続け、紙に書くことで、思考停止の状態がなくなる効果です。

 

あたまの中で考えているだけの場合は、思考が完全に止まってしまいますが、思考が止まらなければ、何か出てくる可能性が高くなることによる良い影響が現れるからです。

 

自分の思いや考え、アイデアを紙に手書きすることで思考が整理されることは知っていましたが、ときに手が止まり思考停止状態になっていたことに気づきました。

 

「時間を決めて紙に書き出す」をバージョンアップさせ、「時間を決めて紙に書き続ける」ことが、思考の整理にプラスに働きます。

 

書くマインドフルネス。

 

やってみてわかりました。

 

3.仕事にも使えそう

  

書く瞑想は、ジャーナリングとよばれています。

 

これは、仕事でも使えそうです。

 

  1. 仕事の計画を立てるときに、To-Doリストを整理する
  2. この1年間で達成したい仕事を洗い出す
  3. 嫌なできごとに対峙したときに自分の気持ちを整理する
  4. 仕事上で瞑想したくなったとき、とにかく、今の気持ちを紙に書きだす(実は瞑想しているけれども、あたかも仕事をしているかのように見えますよね。)

 

机にむかって、考えやアイデアを紙に書きだすとき、まさか「ない」「アイデアが浮かばない」とは書かないことが一般的です。

 

ジャーナリングの手法を応用して、たとえば5分間、紙に書き続ける。「アイデアが浮かばない」ということも含めて書き続ける。

 

その結果、思考が整理されたり、思いがけないアイデアが湧いてでてきたりします。

 

4.まとめ 言葉の力を大切に

 

ジャーナリングは、アイデアを出し切る効果とともに、見返すことを通して思考が整理される効果があります。

 

頭に沸いた言葉を文字として言語化し、言語化した言葉を通して思考を整理する。

 

考えがまとまらないとき、アイデアが浮かばないときに、ぜひ試してみると解決に近づきますよ。