「なにか、自分にしかできないことをやってみたい。」
「やりがいを見つけて、イキイキしていたい。」
「やりたいことをみつけたい。」
自分がやりたいことができれば、充実した時間、楽しい時間をたくさん持てそうです。
確かに自分の趣味や気の合う仲間と過ごす時間は、あっという間に過ぎていくように感じます。充実した時間、楽しい時間には、そんな不思議な効用がありそうです。
いっぽう、日常に目を向けてみると、どうでしょうか。
自分以外の誰かに決められたことをやらなければならない毎日、やりたくもない仕事を任されたときの脱力感、通勤時間で消費される自分の大切な時間やなんとなく時間をやり過ごしてしまったときの喪失感。
「やりたいこと」ではないことがゴロゴロ転がっていて、思うような過ごし方がしずらくなっているように感じます。
ひとことで、やりたくない仕事から遠ざかることができれば、どれだけ幸せなのだろうかと、誰もが感じると思うのです。
といって、「やりたいこと」は何かと問われると、足が止まってしまうことがあります。そういうときは、「やりたいこと」が見えているようで、なかなかつかむことができないときではないかと感じます。
そもそも、「やりたいこと」は見つけられるのでしょうか。
今回は、「やりたいこと」が見つからないと感じたときに、自分に問いかける3つの質問について、お伝えしたいと思います。
【目次】
1.なにがなんでも見つけたい、と感じているか
この質問を自分に投げかけてみて、苦しさや違和感を感じるでしょうか。苦しさや違和感を感じなければ、「やりたいこと」の目的がある程度見えているのではないでしょうか。やりたいことが見つかったその先に、「自分の充実感」だけではなく、「他者への貢献」にかかわるイメージが想像できている感じです。
2.見つかればいいなぁ、と感じているか
いつか「やりたいこと」が見つかるのではないか、という淡い期待がある場合は、この質問に苦しさや違和感を感じることがないと思います。
現状の仕事に不満を感じていないならば、目の前の仕事をやりきることが大切だと思います。必ずしも計画的に「やりたいこと」が見つかるとは限らないからです。今取り組んでいる仕事が必ずしも「やりたいこと」でなかったとしても、なんらかのきっかけで、それが「やりたいこと」になることが多々あるからです。
一方、現状の仕事に不満を感じているならば、「やりたいこと」を見つけたいという気持ちが、どこから生じているかを見つめ直すことが大切だと思います。そして、「やりたいこと」を見つけたいと思う自分の本気度を確かめてみるのです。本気で何かを変えたいと思うと、「なにがなんでもみつけたい」という気持ちに少しずつ変化してくると思います。
3.誰かが見つけれてくれればいいなぁ、と感じているか
この質問に苦しさや違和感を感じることがなければ、他者とのかかわりを通して、その中から「やりたいこと」の種を見つけることに意識を向けてみることが大切だと思います。他者とのかかわりで、自分が最もやる気になるきっかけを見つけ出すことできれば、「やりたいこと」が見つかる可能性が高まるからです。
こういうときは、「やりたいこと」を見つけたいけれども、何を、どうやっていいかわからない状態ではないでしょうか。それゆえ、他者からの影響をポジティブに捉えることで変化を呼び起こすことにつなげるのです。
4.まとめ
「やりたいこと」を簡単に見つけられる人もいれば、なかなか辿り着かない人もいます。今回お伝えした3つの質問は、自分が現在どういう状態にいるかを簡単に把握するためのチェックだと思ってください。
大切なことは、「やりたいこと」を探す自分の目的を明らかにすることです。
その「やりたいこと」の先にある、誰に、どうやって、という視点を意識すると、イメージしやすくなると思います。
あせらず、しっかり自分と対話することが、遠回りなようで近道だと思うのです。