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続けることの難しさを乗り越えるコツ

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2017年7月22日付の日本経済新聞 NIKKEIプラス1 に『「笑顔でゆっくり」長続き』という記事を目にしました。カラダづくりというコラムで、スロージョギングを取り上げた記事です。

 

スロージョギングとは少し早歩きするスピード(時速4.8キロ程度)で走る方法です。

 

「速く走るのではなく、楽に走るのが目標だ。体力を消耗しない走り方のため、走ることが苦にならず、結果として長い距離を走れるようになる。」(「日本経済新聞から抜粋)

 

小さな歩みを継続することが、チカラをつけることになる、という方法は、「継続力」のコツのように感じます。

 

【目次】

 

1.個人的な体験 ~決めたことを継続できなかったこと~

 

私は2017年6月1日からこのブログを始めました。毎日、欠かさず投稿しようと心に決めていたのですが、7月8日に更新がいったん途絶えてしまいました。

 

途絶えたときは、「なぜ、更新できなかったのだろうか。」と自問自答しました。

 

「記事がうまく書けていなかった」、「あとすこし微調整すれば完成するだろう」ということに加えて致命的な原因がありました。

 

それは、投稿前に「寝入ってしまった」ことです。

 

気づいたとき、すでに日付は翌日に。時間を戻すことができない現実を前に、意気消沈したことをはっきりと覚えています。

 

くしくも、藤井四段の連勝記録が止まった日と同じ日の出来事でした。藤井四段の師匠が、「負けてからが本当の勝負」というコメントを出していたことを聞いたので、幸いにして気持ちを切り替えることができました。

 

「更新できなかった」という事実は変えられないと気持ちを切り替えることができましたが、気持ちが落ち込んでいたら続けられなかったでしょう。

 

「後でやろう」という気のゆるみが、継続できないことにつながったのです。

 

2.続けるためのコツ

 

7月20日に開催された「第7回サード・プレイス 「時間を作り出す方法」 時間は自分の選択で変わる! 」(http://anteru-life-concierge.link/2017/07/21/478/)で、ビジネスプロデューサー・書評家の徳本昌大さんからお話を伺いました。

 

人は弱い存在であるがゆえに、意志力をたもつことは簡単ではない。気持ちが萎えることはある。

自分の目標に対してコミットメントした以上、自分に恥かしいことはしない。

そのためには、「2日続けて、サボらないこと」が重要だ。

 

習慣のチカラを活用して、やり抜くチカラ(スタミナ)をつけることが大切だ。

 

自分が決めた目標のために行動を続けていて、たとえ途絶えても、再開する。

 

途絶えさせないという意志力が続けるためのコツだと学びました。

 

3.ゆっくり急ぎ、他人と比べても意味がない

 

司法試験指導のカリスマで弁護士の伊藤真先生の著書「続ける力 仕事・勉強で成功する王道(冬幻社新書)」を思い出しました。この本に、私の好きなフレーズがあります。

 

「ゆっくり急げ」という意味の「フェスティナ・レンテ(Fesitina Lente)」というフレーズです。

 

グズグズしてはいけないが、だからといって慌ててはいけない。焦ることなく、一歩一歩前進していくことが、目標を達成するための一番の近道 - 私はそのように理解しています。

 

司法試験という超難関試験に臨むときに、伊藤先生が大切にしている言葉です。

 

やる気を長く維持していくためには、未来の夢を大きく描くことと、目の前の一歩一歩に集中することの、両方のバランスがとても大切なのです。

 

大きな目標であっても、一足飛びにその目標を達成できるものではないことを改めて痛感します。

 

4.まとめ ~「開き直り」も必要ではないか~

 

人は、何かを達成したいという思いがあるから、何かを続けようと心に決めるのだと思います。

 

決めたときは、感情が高揚しているので、数日は続くものの、何かが原因となって、続けられないことは、誰しも経験があるはずです。

 

続けることは、簡単なことではないと思います。

 

しかし、仮に途絶えることがあっても、再開すれば良いという「開き直り」が必要ではないかと思うのです。この「開き直り」は、完全主義に偏らず、ゆっくりでも、続けるという感覚でいいと思うのです。

 

この感覚と「2日続けて、サボらない」「ゆっくり急げ」を頭の片隅に置いておくとあれば、決めたことを続けられるのではないでしょうか。