時間という資源は誰にでも平等であるものの、1時間あたりの生産性は異なります。
1時間あたりの労働生産性が高いということは、より多くの結果を残しているともいえます。「存在感のある人材」になり、45歳から豊かなキャリアを創りだすためには、1時間あたりにより多くの成果を上げるとともに、自分の時間を創り出したいところです。
自分の時間を創りだすためには、「時間あたりの見積」を点検して、ムダなことに時間を費やさないという意識が求められます。そういう意味では、時間を創りだすことは、自分が「やること」と「やらないこと」を色分けする「選択眼」によることにほかなりません。
自分で意識しないと実行できなことなので、私も日々鍛錬しているところです。
ただ、簡単ではないものの、意識することで、実現できることにも思えるのです。
【目次】
1.目的を明らかにすること
時間を創り出すことの目的を考えてみたいのです。自分時間を持てれば、やりたいことに挑戦できる時間が創れますが、創り出そうとする理由です。
私の場合、45歳からの豊かなキャリアの積み上げ方をより多くの人にお伝えしたいという目的を実現したいので、時間を創り出したいという思いがあります。
たとえば、『家族と一緒に夕食をとりたいから早起きして、効率的に仕事をする』という目的もありだと思うのです。
2.習慣のチカラ
たとえば、昨日、何をして過ごしてきたか、思い出すことに四苦八苦することがあります。漫然と過ごしてしまうと、もったいないことをしたと感じてしまいます。
それもありだと思うのです。
徳本昌大さんから目標達成にかかわるコミットメントのあり方について話を伺いました。時間を創り出すには、続けるチカラが大切であることを学びました。
『人は誰しも意志力が萎えることがある。それも受けとめ2日続けてサボらないこと。自分が決めた目標に対してコミットメントした以上、恥ずかしい思いに至らないことが大切である。』という話に、継続することの大切さを痛感しました。
うまくいかないことがあっても、あきらめずに続けることの大切さが、このワンフレーズに凝縮されているので、『2日続けてサボらないこと』は共感しています。
時間を創り出すと決めて、うまくいかないことがあっても、2日続けてサボらなければ、うまくいくように感じませんか?
トライ&エラーを繰り返しながら、チカラをつけていくためには、習慣のチカラを借りることを意識したいと思います。
『2日続けてサボらないこと』は、習慣化することなのです。
3.キャリアの積み上げは長期戦
45歳からの豊かなキャリアを積み上げるためには、時間を創り出すことが必要だと考えます。
どんな生き方をしたいか
自分の生命を活かしきれているか
自分の大切な時間をかけているわけですから、正面から向き合うことが極めて重要です。
ただ、悲壮感を漂わせて変わろうとしたり、短期的に変わろうしたりせず、自分が楽しんでいる姿をイメージすることを忘れないことです。
キャリアを長いスパンでとらえると、振り返ったときに、ツライ経験も糧として認識できることがあります。
好奇心を絶やさず、続けてみて、他者からの助言や状況に応じて柔軟に立ち振る舞う。そして、なんとかなる、なんとかできるという楽観性を持って、まえむきにチャレンジする。
キャリアは長期戦で積み上げるというスタンスに立つと、具体的な行動目標が明らかになると思います。
4.まとめ
時間を創り出すことの大切さは、頭ではわかっているけれども、なかなか行動に移せない。
こういう思いは、自然なことだと思うのです。
しかし、人それぞれに与えられた時間は有限です。いつ期間満了になるか、誰もわかりません。
したがって、45歳からのキャリアを考えるとき、歩みを一度とめて、キャリアを振り返ってみることに価値があると思うのです。
きっと、たくさんの自分の可能性に気づくはずです。
今は隠れて見えていないだけの可能性があるはずです。
その可能性を確かめためにも、自分が「やること」と「やらないこと」を決めることに挑戦してみませんか?
たとえば、
毎日自分の時間の使い方を意識する
実現したいことのために学びの時間を10分でも創り出す
なんとなくスマホを手にしない
、といったことからでもいいと思うのです。
自分で決めたことを、2日続けてサボらないようにしていくと、小さな自信が芽生えてくるはずです。
小さな自信が芽生えると、自分の可能性に気づく感度が高まります。
そうなると、キャリアを豊かにするアイデアと未来の希望を実感できます。
キャリアを築く目的、実現したい目標が明らかになるため、【存在感のある人材】になれるのです。