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これをやると「できない部下」になってしまう ~ とってはいけない3つの行動 ~

 誰もが自分のことを認めてもらいたいと思っています。働いていると、自分が評価される機会がたくさんあります。仕事の成果に対する評価、仕事に対する姿勢、他者とのかかわり方、等々、自分の言動を、上司は見て評価しています。

 自分の評価が低いと感じる時、無意識にとっている言動を振り返ることが大切です。今日は、これをやると確実に「できない部下」と思われることをお伝えします。振り返るときの参考になさってください。 

1.メールで評価が低い理由の説明を求める。

 評価が低いと感じたとき、その理由を知りたくなります。上司と直接対話せずに、メールでその理由に対する説明を求めることは避けましょう。メールでは、誤解を招く可能性があるからです。

 「メラビアンの法則」によると、人に何かを伝えるとき、相手は視覚情報、聴覚情報、言語情報によって理解し、その理解に影響する比率は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%と言われています。 

 

 自分では冷静にメールを書いているつもりでも、ついついその文面に自分の行動を正当化する、他責化するようなことを書いてしまいがちです。メールでは、相手の理解度は’7%程度と捉えれば、「冷静に書いているつもり」として伝わりません。言い訳がましいことを主張しているととられてしまうでしょう。  

2.感情的に不満を主張する。 

 評価が低いと感じたとき、感情的に不満を主張することは避けましょう。避けるというよりも、絶対にとってはいけません。自分の感情を抑えられない、社会人として成熟していないとられてしまいます。

 

 上司も人間ですから、感情的に不満を主張する部下と対峙することは心理的に大きな負担を感じます。

 

 「どうして、私ばかりが、〇〇」「あの人は〇〇なのに、なぜ〇〇なんですか!」

 

 感情的に投げかけられた言葉を、上司は受けとめ、理解しようとするはずです。しかし、その上司の姿勢を無視して、何度も感情的に不満を主張すると、上司も受け止めきれなくなります。気持ちは理解することができても、プロフェッショナルな態度とることができないと認識してしまうでしょう。

 3.ふてくされた態度を示す。

 

  評価が低いと感じたとき、あからさまに「ふてくされた態度」を示すことは避けましょう。

 

 「なにか納得できないことがあるかな?」と問いかけても、「いや、別にないです。」とふてくされた態度をあからさまに示してしまう人がいます。その人なりに、自己主張しているつもりでしょうが、「幼い人」という印象を与えます。

 

 その人なりに自分のことを理解してもらいたいという思いがあっての無意識の行動と思われますが、このような態度を示す部下は、「めんどくさい部下」ととらえられます。

 

 「今後よくなってもらいたいと思うから、少し厳しめのフィードバックをしたいけど、伝えると「ふてくされる」から、めんどうだな。」

 

 上司にこのような思いを抱かせてしまうことは、決して得策ではないはずです。

 

 「メラビアンの法則」によると、人に何かを伝えるとき、相手は視覚情報、聴覚情報、言語情報によって理解し、その理解に影響する比率は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%と言われています。「ふてくされた態度」は相手に視覚情報として伝わります。

 

 自分で評価が低くなる態度をとることは、プラスになることはないでしょう。

  4.まとめ

 

  今回お伝えした3つの言動は、上司が部下に対してネガティブなフィードバックをした際に、「できない部下」がとる代表的なものです。

 

「できる部下」はたとえ自分が想定している評価よりも上司の評価が低かったとしても、つぎのような行動をとります。

 

  1. 上司と直接対話する
  2. 冷静に、謙虚な姿勢で自分の言動を事実ベースで確認する
  3. フィードバックを受いれ、自分でできる改善策を講じる

 

 とくに大切なことは、上司と対話することです。対話を通して、自分の本当に伝えたいこと、大切にしている価値観等が伝わり、思いもかけず相互理解が深まることがあります。

 

 上司が、お互いが理解し合える環境を創り上げるものと考えらえがちですが、部下からも歩み寄って、そのような環境を創り上げることも大切です。